林修のニッポンドリルを見ていたら、面白くて勉強になったことがありました。
今回は「知らずに使ってる?日本語のナゾを林先生が出題」という内容だったんですが、その中で「東南」と「南東」の違いについてです。
天気予報などで使われる「南東の風」。しかし、アジア諸国の一帯を言うのは「東南アジア」。
どちらも方角は一緒のはずなのに、「南東アジア」「東南の風」とは言わず、読み順が変わるのはなぜか?
というもの。
あぁ、確かに。ぼ~っと生きてたから気にしてなかった・・・(。-∀-)
「東南」「南東」読み順が変わるわけ
東洋大学の木村一教授によると、
4つの方角を示すとき、「東西南北」と言う順番は世界共通ではないんだそう。
「東西南北」で表されるのは東洋で、西洋では「北南東西」という順番になるんだそうです。
太陽の動きか北極星か
東洋で「東西南北」と呼ぶのは、太陽の動きを中心にとして東西を軸に考えられているからなんだそう。
西洋で「北南東西」と呼ぶのは、北極星を中心に南北を軸に考えられているそうです。
それでこの順番になったと言われているんだそう。
日本だけのものか西洋からきたものか
日本だけのものに関しては、東洋式の「東西南北」の順序で表現することが多く、西洋から入ってきたものは「北南東西」の順序で表されることが多いと林先生。
- 東洋式(東西南北):東北地方、西南戦争など
- 西洋式(北南東西):天気、空路、海路など
国際的に共通して使われているものは「北南東西」の西洋式の順番で表されることが多いとのこと。
諸説は色々あると言っていましたが、「ほぉ~なるほどぉぉ~~」と納得してしまいました。
本当に勉強になるわ~(。-∀-)
「やまさき」と「やまざき」の違い
ニッポンドリルの番組内では、こんな事の違いも解説されていました。
【山崎】の読み方
「ヤマサキさん」と「ヤマザキさん」、読み方が違うのはなぜか?というものです。
例えば芸能人で言うと、「ヤマサキ邦正」さんと、アンタッチャブルのザキヤマさんこと「ヤマザキ弘也」さん。
私は知らなかったので、「ほっほぉ~!」と知れて勉強になりました(。-∀-)。
「方言」の違いで濁音
例外はあるものの、大体は東日本に濁音のある「ヤマザキ」さんが多く、西日本には濁音のない「ヤマサキ」さんが多いんだそうです。
- 東日本:濁音
- 西日本:清音
西日本では、澄んだ響きのことが好まれる傾向が強いとのこと。
他の例で言うと、「なかじま」さんと、「なかしま」さんも、同じように東西で呼び方が分かれることもあるんだそう。
「なかしまみか」さん(鹿児島出身)。「なかじまみゆき」さん(北海道出身)。のように。
明日誰かに話したい!