心にぐっとくる漫画

共感が過ぎる!安野モヨコ【働きマン】21話から29話の名言

働きマンが止まらない。

久しぶりに読みたくなって読み始めた【働きマン】。

どの話も共感してしまい、時には涙を流しています。

じゃっかん情緒が不安定になっていますが、仕事に対して考え直してしまってます。

働きマンのざっとしたあらすじ

松方弘子は28歳で独身。そして、週刊『JIDAI』編集部の女性編集者である。弘子は編集長・上司・同僚たちと一緒に右往左往しながらも良い雑誌を作るために日夜奮闘する。寝食を忘れ、恋人との逢瀬もままならず、ジレンマに悩み、誰かとぶつかり…。それでもいい仕事をするために、弘子は職場で、取材で、そして自宅で、「働きマン」になる。

一所懸命に働く人に、男も女も関係ない。弘子や彼女に関わる人々を通して「仕事とは」、「働くとは」をテーマに描いた漫画である。

Wikipediaより引用

主人公は週刊JIDAIの編集者である松方弘子(28歳)。

ハキハキしていて正義感が強く気も強い松方ですが、時に見せる弱さも人間味を感じられます。

主人公は松方ですが、話毎に松方だけではないメインの人物がいるというのも面白いところです。

基本的に1話完結なので読みやすいです。

働きマン21話【こわもてマン】

張り込み班から漫画部署へ異動になった、こわもての菅原さんの話。

漫画部署へ異動になった菅原さんは、はじめは分からないこともあり先輩の担当者に着いて行くだけでしたが、大山という漫画家の担当を任せられます。

今までは甘やかされていた大山ですが、ヒット作品もなく漫画も打ち切りに。

ヒットを出すために菅原さんが色々と提案するのですが、やる気の内大山。「漫画は疲れた 植木屋になるんだ」という。

そして、「じゃぁ、次は植木屋ですね」と、植木屋の取材に行く菅原さん。

なりゆきでもなんでもいい
とにかく取材をしてガーンと資料さえ用意すりゃぁ
あの先生だってやる気になるだろう

俺は仕事がしたいんだ!!

菅原さんは熱いのです。

そして、取材へ行った先の植木屋も、静かに熱いのです。

描く人が直接見に来ると思ったよ
俺なんか自分で見たもんしか信じねえけどな

カッコいい。

職人は、カッコイイ。

「俺もなりたい」と思っている菅原さんもイイ。なんなら私もなりたい。

いつも一人で仕事をしていた菅原さんは、人を動かすという事に悩んでます。

そして、愛情をかけるのです。

働きマン22話【帰ってきた働きマン】

新二に振られ意気消沈している松方が、働く話。

仕事にも身が入らず酒を飲む日々、それでも仕事をする松方。

その時の仕事の内容が「産業廃棄物」でした。

ゴミは必ず毎日出る
置いといても消えやしない
このまま放置したらどうなるの?
なんて考えるのは面倒なので考えずに捨てる
そうしてどんどん捨てたゴミはいつの日か巨大な山になる

新二と別れることになった本当の理由を
自分の中に見つけるのが怖くて
泣いて酒飲んでやさぐれていた

やりたかった企画めんどくさいとか言い出して
もう全部めんどうで
夏目先生にもエラそーなこと言って

ゴミの上にゴミを載せ
あたしもいつのまにかゴミの山を築いていたのだ

そんな風に仕事の場で感じたことを恋愛にも感じるのは、やはり仕事人間ならでは。

何でもかんでも仕事に結びつけてしまうのは分かるなぁ。

んで、松方の後日談。

「新しい恋で立ち直る」って方法もあったんですよね・・・・・・
なんで仕事で立ち直ってんだってハナシですよ

笑った(´艸`*)

結局、頭の中を支配していることが別のことだったらなんでもイイんですよ。

私はお酒での失敗を悔やみ、またお酒を飲むけどね。

記憶無くしたら勝ち。かな。

働きマン23話【オヤジマン】

松方が取材していた「産業廃棄物」を放置していた議員の丹波の話。

取材にこぎつけた松方達に対し思っている丹波の心情

この手の連中がやることはひとつだ

自分たちが正義だと信じて
大局を見ず枯葉のひとつが枯れたと言っては大騒ぎ
結果 全てが頓挫する

なんだかデカい。

議員だからとか記者に対してとかじゃなくて、正義感が強い方な私は、少し心に刺さるような言葉でした。

小さいことで騒いでしまう。「木を見て森を見ず」を思い出してしまった。

丹波さん。悪く思う人たちがいる中で、地元の人は悪く言う人はいない。

でも、座右の銘がイイ。

「権力は使うためにある」

それもまた、働き方だよな。

働きマン24話【お休みマン】

大学時代の友達がハワイで結婚式を挙げることになり、参列する松方の話。

ハワイのホテルにまで仕事の用件でFAXが届いてしまう松方。送り主は、松方が休みの時に担当を代役している北川さん。

ハワイでは主婦になった友人も来ていて、会話の中で「独身は気楽でいいよねェ」と言われてしまいます。

独身だったら自分のことだけやってればいいって・・・・・・どういう意味よ
あたし達だって仕事で色々あるけど主婦が気楽なんて言ってないでしょ?

ついつい毒づいてしまう松方。

結婚した方が人生経験が上だって誰が決めたんだ
それだけで「何もわかってない」みたいな言われ様するなら
結婚なんてするもんか

とまで思ってしまう松方。

30になりたて位の時には思ってたな。と、思い出してしまいました。

色々と比べちゃうよね。自分がしていることが楽だって思われたらイラっとしちゃうよね。

もう、そんなこともどうでもいいけど。

ハワイでお祝いのプレゼントを買う松方達ですが、主婦の友人たちは新居に送ったと言います。

そこで、気遣いがなかったことに気付く松方。

あたし
仕事以外のスキルって上がってんのかな

こうして日常生活の中に突然放り込まれると
何もできなくて何も知らない
そんな気がしてくる

切ないとか苦しいとか悲しいとか、そういう感情ではありませんが、何となく感傷的になってしまう話でした。

あの時同じように話してた同僚は、今では2人の子持ちで家庭もあるが働いてます。

人間的な成長は出来てないのかもな。と思う自分もいます。

でも、内科医である友人の荒木さんの言葉は良かった。

「あたし達って仕事しすぎかな?」と松方に言われ、言ったセリフ。

何言ってんの
鍛えた筋肉が違うだけよ

良いこと言うわ。なんか、このセリフが好きです。

ちょっと心が温かくなった。なんでか分からないけど・・・。何か分からないけど助けられたような感じがします。

働きマン25話【お便りマン】

編集部での班の交代が定期的にあり、事件班に来た松方の上司になってしまった片桐さんの話。

事件と言うのは、凶悪犯罪など叩く記事じゃなくてイイと思っている片桐さん。

読者がハッとする勇気づけられる記事でもイイと言う片桐さん。

そんな事件班は「覇気がない」と言われてしまう片桐さん。

後輩が被害者の家族から写真を借りてなくしてしまい、怒られる片桐さん。

取材の時も
人として大切なことは忘れるな

と思い、本当はいつもちゃんと「挨拶」や「手紙」のことを注意している片桐さん。

黙ることであいつらが働くなら黙ろう
最終的な目的は「仕事をさせること」なのだ

中間管理職ってやつですかね。

上からも下からも全部自分のせいにされて、私だったらキレるな。って思っちゃうけど、「黙る」っていう選択肢を選ぶ人もいるんだなって。

あ、もしかしたら、あの人はそうだったんじゃないかな?って思い出したら辛くなった。

あ、そう言えば、黙る時期もあったなって。色々思い出してしまいました。

で、片桐さんは入院してしまうんですが、数日しても誰も気づかない。気づいたのは松方だけ。

松方がお見舞いに行った時に、たまたま一緒になった新聞社の高宮君から片桐さんのことを聞きます。

ある事件で、被害者家族が心を開いたのは片桐さんだけだった。

それは、片桐さんが書いた手紙だったと言います。

相手の気持ちを考え孤立し体を壊した片桐さんに対し、松方の心情。

弱いのは一体どっちなのだろう

本当。弱いのはどっちかな。と思ってしまった回でした。

自分の意見を割りと言ってしまう自分は強いと思っていましたが、実は黙っている人の方が強いのかもしれない。

働きマン26話【占いマン】

当たると有名な占い師「ブルボンヌ緋魅子」に占ってもらう松方の話。

占い師に取材した時に手の内を聞いたことのある松方でしたが、信じてしまう。

そして、「昇進を断れ」「相手も近くにいるはず」と言われます。

相手が誰なのか気になって色々を見てしまう松方は、女子。

どうしよう全然わからない
仕事のことなら分かるのに・・・・・・!!

かわいい。

働きマン27話【ボケマン】

あることをきっかけに仕事を辞め、ニートの岡部の話。

働いていた時に「このボケが!!」と怒られる岡部は、仕事を辞めてから木瓜(ぼけ)の花に毎日水をあげている。

岡部が働いていたのはスーパーで、外国産の肉を国産と言って売っているスーパーに対し正当な事を言う岡部。

ある時週刊誌に「産地偽造」と出て、岡部のせいではないのに責められ辞めてしまう。

編集では、「手堅い仕事」で知られている波多野さんは、なぜか脱力していてやる気がない。

そんな波多野さんは、取材もしないで「産地偽造」記事を書いてしまいます。

働きマン28話【木瓜に水やるマン】

【ボケマン】の続き。

波多野さんは優秀なだけに仕事が集まって、結果、疲れて休職してしまいます。

そんなときの松方の心情。

支えてくれていた人たちが
力尽きていなくなっていく
くしの歯が抜けるみたいに

誠実すぎて手を抜けず
不器用だから割をくう
そういう人たちが

出来る人に仕事が集中してしまうと言いますが、断れず体を壊してしまう人は多いそうです。

誠実なのに不器用で、損をしてしまうんだなぁ。

世知辛い。

働きマン29話【父マン】

このままJIDAIにいて良いのか?と悩む松方が、実家へ帰って思う回。

上司の成田山はやっぱり大人だ。

ずっと同じ部にいると
30前後で悩む奴は多いよね
「このままここにいていいのか」

ははは 苦しめ松方

仕事にも慣れて人脈もできて、それでもやりたかったのはこれか?と悩む松方に対し、「苦しめ」とは、大人。

みんな同じように悩んでるんだなぁって思えただけでも、けっこう救われる。

漫画だけど。

 

はぁ~(*´ω`)読み終えてしまったぁ。

働くって何だ!?
生きてくって何だ!?

って、考える時期がありますが、そんな時はまた、読み返してみようと思います。

※働きマンは4巻まで出ています。