心にぐっとくる言葉

『ほぼ日』の糸井重里さんの言葉

心にぐっとくる言葉

「がっちりマンデー」を見ていたら、「ほぼ日」特集で、糸井重里さんが出演されていました。

私の中で糸井重里というと「徳川埋蔵金」をである。

子どもながらに、毎回楽しみでドキドキしながら見ていた記憶があります。

コピーライターでも有名ですが、「え、これ糸井さんだったの!?」というものが世の中にたくさん溢れかえっています。

私が好きなのではジブリのコピー。

一番好きなのはコレです。

「生きろ。」~もののけ姫~

シンプル過ぎるのに心に突き刺さります。

あとよく使うのは

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」~魔女の宅急便~

何度も見られるし、歌も何度聞いても楽しくなるし、元気をもらる映画です。

ほぼ日の話

ほぼ日刊イトイ新聞は、1998年から運営されているそうなんですが、私が知ったのはここ5年くらいです。

今年3月に株式上場しましたが、その理由が

「自分ももう年で、自分が倒れたら会社がなくなってしまうので、せっかく作ってきたものを残したい」

「しっかりと安心して働ける場所を作るには、社会に開けた方が良い」

ということだそうです。

番組の中では、記事の書き方だったり編集やデザインなどにも触れていますが、そこは割愛させていただいて。

ちょっと商売の話。(がっちりマンデーだからね)

最初は自分たちが着たいTシャツを販売したんだそうです。

しかも「そんなの売れないよ~。まぁ、やるだけやってみるか」で、けっこう売れたんだとか。

「自分たちが本当に欲しくないものはいらない」

これ、大事ですよね。

世の中には似たような商品がたくさんあって、そうじゃない商品もありますが、私は物を買うときに「本当にこれは必要か」と、よ~く考えてから買います。

消耗品は別ですけどね。結局消耗しちゃうから必要なんだ。

昔、個人店でバイトしていたことがあったんですが、そこの店主がけっこ変わった形とかデザインとかが好きで、そういうものばかり買う人だったんです。

「デザインが良くても機能的じゃないとダメなんだよな~。」と自分の中で再確認。

結局使わなくなったり、使いにくくてイライラしたりしてました。

この布全然水分吸い取らないんですけど。とか。

この布をそういう気持ちで売ってるんだ!?って思っちゃう。

ほぼ日手帳の話

ほぼ日刊イトイ新聞の儲けはオリジナル商品の販売で出しているそうなんですが、以前、8割が「ほぼ日手帳」だと聞いたことがあります。

TVでは7割と言っていました。他の物販が伸びてるんでしょうね。

使う紙、紙にかかれたマス目、そのマス目の色味、マス目の大きさ、使いやすいようにそういったところにこだわって作ってるんだそうです。

これは、作る側と使う側の価値観の違いでモノづくりって変わると思ってます。

ほぼ日手帳は、ユーザーの言葉を聞きながら手直ししていくんだって。

例えば、使う側が「そんなにこだわらなくても良いから、もうちょっと安い方が良い」というなら違う商品を手に取るでしょうし、作る側が、使う人のことを考えないで自分のこだわりだけで作ってしまったら売り上げが伸びないですよね。

さっきの布の話じゃないけど、使う人のこと考えるのが商売ってことじゃないかな~。

ほぼ日手帳は、素材などにもこだわってるからある程度コストがかかってしまうんだそうです。

それでもそのまま行こうというこだわり。

少々高いけど、その分本当に良いものだと思うから使う側が買う。

これ、一番良い商売のかたちじゃないかな。

儲けの話

最後に、加藤さんが「儲けたいって気持ちどのくらいありますか?」という質問で

儲けるとやれることが増えるのは確かなんで。

僕らが儲かって、うれしがる人が想像できるんですよね。 お金はやっぱ、武器弾薬なんで目的にしちゃだめだと思いますよね。 儲けたいという気持ちは絶対に必要です。ないとやっぱり根性が出ないです。

という糸井さんの答えでした。

ぐっとくるというのとはちょっと違うんですが、商売人じゃなくてもそういう気持ちのバランスって大切だよな。って思います。

「お金は後からついてくる」ってよく言うけど、きれいごとってわけではないけど、何かやりたいことをやるときには先に必要になることの方が多いかな。とも思う。

やりたいことをやるためにお金を貯めようとして、お金に執着してしまい目的が薄れる。まぁ、よくあります。

気持ちの強さの問題かな。

ちゃんと目的をもってお金を使える大人になりたいなって思う。もういい年ですけどね。