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【カネオくん】から学ぶ!なぜ本屋でマルチメディア本と学習雑誌はバカ売れなのか

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有吉弘行さんが司会を務め、千鳥のノブさんがカネオくんの声を担当している「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」。

今回は「出版不況の救世主!バカ売れ本のお金の秘密」という、マルチメディア本と学習雑誌を徹底取材していました。

現在不況と言われている出版業界。ゲストのやくみつるさんは、こう言っています。

最初にする部数も少ないですし、雑誌の廃刊・休刊が多くて、連載いくつなくなったか。雑誌は片っ端からなくなりますね」と。

そんな不況の出版業界が熱いのは、マルチメディア本と学習雑誌。

本が好きで本屋によく行きますが、確かに最近はグッズ(付録)がついている雑誌が多く、本の厚みを見て笑ってしまうほどです。付録が欲しくて買うこともあります(*´▽`*)

元々は宝島社が始めたという付録付き雑誌。そのクオリティはいまでは買うより良いかもしれません(。-∀-)

そんな本の裏側です。

マルチメディア本とは

まず最初にカネオくんが向かったのは都内の大型書店。(多分、新宿の紀伊国屋です。)

そこで見たのは、リュック、枕、ループメガネなど。

書店員さん曰く。

これはマルチメディア本と言って、商品に本がついている新しい本のジャンルなんだそう。

本にグッズがついている本の事だと思っていましたが、付録としてついているのではなく、本がついてるんですね(;・∀・)

低反発枕を試しに購入していましたが、中に入っていたのは「睡眠BOOK」。本というよりも説明書の様。

元々は、本にCDやDVDなどがついたジャンルで、派生して様々なグッズが付くようになったんだって。

カネオスコープでグッズアイテムを可視化

「カネオスコープ」という、様々なモノの金額を都合のいい時だけ可視化して見ることができるカネオくんの特殊アイテムがありますが、グッズの金額を可視化していました。

「天使の深睡眠マクラ」:1980円×累計46万部=9億1000万円

「おしゃれループメガネ」:137万部=10億円

「スッキリ美顔ローラー」:2838円×260万部=75億円

美顔ローラーが260万部!?又吉先生の「火花」326万部にせまる勢い!!

やはり、美に関して関心が高いんでしょうねぇ(。-∀-)



宝島社に突撃取材

美顔ローラーや枕など数々のヒット商品を手掛けた、宝島社のしみず弘一編集長に突撃取材。

「マルチメディア局」と言って、約30人のスタッフがグッズつき本を企画・制作してるんだそう。

新商品の会議で提案されていたのが、最近雑貨店や付録でも人気の「マルチポーチ」。パスポートケースとしても売られているもの。

確かによく見ます。そして欲しくなります(。-∀-)

そのマルチポーチですが、お金の管理に使っている人が多いという事から、間にスライダーケースを4枚入れて、1週間ごとにお金の管理ができるようにしているもの。

なるほど~。お金の管理に使ったことはないし、あったら便利かもしれない!

その次に出たのは「アイマッサージャー」。目に当てる部分にイボイボがついていて、振動するというアイテム。

しかし編集長は、「見て目的になくないですか?」と却下。

なぜグッズを作るのか?

「出版社なのになぜこんなグッズを作っとるんじゃ?」というカネオくんの質問に、編集長はこう答えています。

本と雑誌の役割の一つに、有益な情報を提供する。そういう役割があると思うんですけど、情報だけじゃなくてですね、料理のレシピに調理器具が付くですとか、楽器をはじめたい人にも、その教則本に楽器が付くとか、商品も一緒にお届けした方がよりいい

なるほど~~(。-∀-)

なぜ本屋に置いてあるのか

さらに、最大の強みとして、「本屋さんに置いてあること」なんだそう。

最近は本屋さんが減ってきていると感じることもありますが、実は、全国の本屋さんの数は1万2026店。

その店舗数は、大型化電量販手(大手6社2766店)に比べて約4倍もの数。

つまり、それだけ商品がお客さんの目に触れる機会が多く。大ヒットにつながったんだそう。

なるほど~~~(。-∀-)

さらに、「競合商品が少ない中で、関心を持っているお客さんと巡り合う可能性が高い」とのこと。

お客さんが本屋さんでまず足を運ぶのは、自分の興味があるジャンルの棚。小顔になりたいお客さんが見たい美容系の棚に、美顔ローラーが置いてあったとしたら、欲しくなる。ということ。

なるほど~~~~(。-∀-)家電量販店よりも目立ちますよね。

さらにさらに、数万・数十万単位で物を作ることで、大幅なコストダウンができるんだそう。多くの売り場を持つ書店だからこそ、手頃な設定にできるんだそうです。

例えば低反発枕。オリジナルで作った低反発枕ですが、通常であれば同じ品質の物ならもっと割高になるんだとか。

じゃぁ、本屋さんで買った方が安いんだな(。-∀-)学びました。

ブランドとのコラボ

特に人気なのが、ファッションブランドとのコラボですね。人気ですぐになくなってしまう商品もありますよね。

国内ブランドとコラボした「かごバック」はあっという間に完売したんだそう。

さらに、スウェーデンの人気ブランドとコラボしたバッグは、累計販売数150万部。

150万部ってすごい!

少なく見積もっても累計売上10億円以上なんだとか。

ブランド側も「認知度がすごい広がるというメリット」があるんだって。

マルチメディア本の苦労

実は、マルチメディア本を作るときは、他の雑誌を作るときと違った苦労があるんだそう。

マルチメディア本はすべて、同じ判型(A4ワイドサイズ」に収めないといけないこと。

確かに、グッズがはみ出ると置けなくなってしまいますもんね。

グッズを入れる箱も進化していて、商品の大きさや質を見れるように、透明のパッケージも増えてるんだそうです。

進化だねぇ~(。-∀-)

子供向け学習雑誌

もう一つのバカ売れ本は、「学習雑誌」。その理由は「付録」。

グッズと付録は違うんだな。

子供向けではありますが、大人も興味を持って買って行くんだそうですよ。

「学習雑誌」の付録が人気の理由

昔から付録は人気だったという記憶がありますが、最近では、「色々な企業とのコラボ」で人気なんだそう。

昔からキャラクターものの付録はありますが、付録が驚くべき進化を遂げていて売り上げが伸びてるんだとか。

・ガシャポン:販売部数7万2341部

・回転ずし:販売部数:5万2005部

・メダル落としゲーム:8万4738部

機能もしっかりしてて、回ったり遊べたり出来るんですね!

付録にのせるキャラクターに困っていた時期があって、その結果、販売部数も伸び悩んだとか。

企業とコラボすることで、本物同様のロゴやデザインを使用でき、そのクオリティが話題になったんだそうです。半年で売り上げが1億円もUPしたといいます。

確かに、企業のロゴは大人ですがテンション上がります(。-∀-)

雑誌のブランドとのコラボと同様に、企業もその話題で広告効果があるんだそう。

どういう基準で決まる?

今では様々な企業からオファーが来るそうですが、「どういう基準で付録を決めるん?」というカネオくんの質問。

・お子さんの身近にあるもの
・親に買ってもらえないもの
・触らせてもらえないもの

これらを実現するというのがテーマなんだそう。

今後は、コンビニで良くお母さんが触っている「ATM」を付録にしようと考えてるんだって。

確かに、触らせてもらえないものですよね。

 

いやぁ、学生雑誌を見る機械が少なかったので知らなかったんですが、すごく進化してるんですね!

本屋に行くのが面白くなりそうです!!