旅行って楽しい。テンションが上がって楽しくて仕方ない。
なんですが、やっぱり何かあったときのことは考えておいた方が良いなぁ。ということがあります。
「これは困った」というのが、海外旅行で飛行機が飛ばなかったとき。
私は成田から飛行機が遅れたことが1回(7時間遅れました)。帰国時に飛行機が飛ばなかったことが3回あります。
そんなわけで、
飛行機が欠航・遅延したときの注意点
まずはツアーでの海外旅行なのか個人での海外旅行なのかで対応は変わります。
また、行く飛行機なのか帰りの飛行機なのか。欠航なのか遅延なのか。天候状況によるものなのか機材トラブルなのか。
ツアーの旅行と個人の旅行で分けて書いています。
・キャンセルはできるのか
・キャンセル料は発生するのか
・振替をするときは
・ホテルへの連絡はどう取ればよいのか
など
【海外ツアー】行きの飛行機が欠航
海外旅行をツアーで申し込んでいて、行きの飛行機が飛ばなかった(欠航)場合。多くの旅行会社では「ツアーの延期」ではなく「ツアーの中止」になることが多いです。
ほとんどの旅行会社では、キャンセル料や手数料はなく全額返金してくれます。同じパックツアーで頼んだホテルや、現地ツアー、レンタカーなどのオプションも旅行会社がキャンセルをしてくれるので、自分でする必要はありません。
「空港で欠航が決まったんだけど、添乗員がいない。」そういった時には旅行会社へ連絡しましょう。
LCCでの海外ツアーが欠航の場合。
基本的にLCCの航空券はキャンセルになっても返金されることは少ないのですが(航空券のキャンセルはポイントとして払い戻しされるようです)、旅行会社でLCCを選択した場合は、返金されることもあります。これは旅行会社によって異なりますので、確認が必要です。
払い戻しは、口座への払い戻し、現金での払い戻しなど、申し込んだ会社によって異なります。申し込んだ旅行会社へ問い合わせましょう。手続きの期間も決まっているので確認しましょう。(1週間~10日以内に手続きが必要なことが多いようです)
ただし、ツアーのパックとは別に現地ツアーやレンタカーなど、現地の予定を個人で手配している場合は、個人でキャンセルの連絡しなければなりません。
他の旅行会社から手配をしている場合は、予約した旅行会社に問い合わせキャンセルを頼みましょう。飛行機が欠航になりやむを得ないキャンセルの場合、相手の配慮でキャンセル料がかからないこともありますが、通常のキャンセル料が発生することもあります。
海外ツアーの飛行機を別の便に振り返る場合
海外ツアーの飛行機が欠航になったとき、振替ができるかできないかは旅行会社の判断によります。
振替ができたとしても、台風や悪天候が続く場合は当日に乗れることは稀だと思います。翌日以降に振り替えることが多いようですが、先に予約している人が優先になるため、繁忙期や便数が少ないときには待つ時間は長くなるかもしれませんね。
また、振り替えたとしても帰りの便を変更することは出来ないので、数日短い旅行になります。
欠航が決定してもどうしても行きたいって思う人もいると思います。せっかくの休みだし、時間に余裕があれば行けるなら行きたいですよね。
ツアーが中止になり振替が不可能な場合、どうしても行きたい人はチケットやホテルを再予約しなければなりません。もちろんツアーでの予約ではなく個人の予約になるので、手続きも面倒になります。また、当日や翌日でも飛行機がとれるとは限りません。
残念だけど、改めて予定を立てた方が気持ち的にも楽なんじゃないかな?と言うのは私の意見です。
飛行機が飛ぶか飛ばないか分からない場合
台風や悪天候でも、当日の飛行機が飛ぶか飛ばないか分からないこともありますよね。
例えば家族連れで赤ちゃんがいる場合。空港までの交通機関も乱れている。など。「この状況では行かない方が良いかもな」と家を出ない人もいるかもしれません。
が、飛行機が飛んだらキャンセル料は発生します。
インターネットで状況を確認できますが、欠航になるかならないかは、場合によってはギリギリだったりするんですよね(;´Д`)飛ぶはずの時間なのに「調整中」となってたり・・・。
また、先にキャンセルした方が良いかもしれないと事前にキャンセルする人もいるかもしれません。悪天候で飛ぶか飛ばないか分からない状況でのこちらからの事前キャンセルは、基本的にキャンセル料がかかります。
事前にキャンセルした便が欠航になり、ツアー代の払い戻しを希望する人って多いと思うんですよ。
もしかしたら旅行会社で対応してくれるかもしれません。でもね、事前キャンセルはキャンセル扱いになるので、これだけは知っておきたいところ。
欠航になった場合のホテルや交通費など
前日に欠航が決まっていれば連絡が来ると思います。そういった場合は空港まで行かないケースもあると思います。ただ、先ほども言いましたがギリギリまで分からないこともあります。
空港まで行ったけど結局飛行機が飛ばなかった場合。基本的に空港までの交通費の補償はありません。
また、時間が遅かったり遠方だったりと、欠航になった後に家まで帰れないこともあるかもしれません。こういった場合のホテルなどの宿泊費の補償もなく、基本的には個人もちです。
振替が翌日になった時の宿泊費なども同様です。
【海外ツアー】行きの飛行機が遅延
20~30分ほど、飛行機が遅れることはよくあります。乗り継ぎがあっても数十分であれば問題ないと思いますが、数時間の遅れは心配ですよね。
悪天候の場合でも夜になって天候が回復して数時間後に飛ぶこともあります。大幅に遅れる原因として多いのは飛行機の機材トラブルですね。
悪天候の遅延でも、飛行機の機材調整での遅延が理由でも、キャンセルするとキャンセル料は発生します。どのくらい遅れるかは状況次第ですが、旅行日数が短くなることもあります。
泊まるはずのホテルに1泊出来ないとして、旅行会社に言ったらその分の払い戻しはあるかもしれません。現地で予定されていた現地ツアーが無くなることもあるかもしれません。差額については問い合わせてみて下さい。
また、1日少なくなるから帰国の日を伸ばしたいという人もいるかもしれませんが、行くの飛行機が大幅な遅延をしても、帰りの便を伸ばすことは出来ません。
【海外ツアー】帰りの飛行機が欠航・遅延
現地の悪天候や飛行機の機材トラブルなどで、帰りに乗るはずだった飛行機が飛ばなかったり、大幅な遅延になる可能性もあります。
行きの飛行機と違うのは、キャンセルができないこと。出来ないと言いますか、乗らないと帰れない(*´Д`)
渡航先で帰りの便が欠航したときに、代行便が出ることもあるようですが、基本的には振替になります。
添乗員さんがいる場合は手続きをお願いできますが、「飛行機+ホテル」のツアーでは個人で振替の手続きをしなくてはなりません。欠航が決まったらすぐにカウンターで手続きをしましょう。
ホテルを紹介してくれることがあるようですが、基本的に延泊のホテル料金の補償はありません。
遅延の場合ですが、これは待つしかありません(;´Д`)無事に出発できることを祈るしかないです💦
海外からの帰国便が欠航した体験談
帰国時に飛行機が飛ばなくて、帰国日の2日後にやっと日本に着いたことがあります。それは現地の天候状況でした。
現地は晴れているのに飛行機が飛ばない理由が「天候によるもの」という状況。これ、海外だと割とあるみたいです。
下(自分のいるところ)は天気が良いんですが、上(飛行機が飛ぶ予定の場所)が荒れているとのこと。また、その影響でダイヤが乱れて遅れることもあるそうです。
で、私の場合は個人旅行だったんですが、日本からツアーで来ていた方もいて、同じ対応でした。
「ホテル代がかかる」と言われていますが、欠航になった日のホテルは用意してくれました。現地の方は一旦家に帰るという人もいましたが、その飛行機に乗るはずだった人全員に用意されたので、旅行会社ではなく航空会社が手配してくれたんだと思います。
翌日に空港へ行き、それでもまだ悪天候での調整。待つ時間に空港で無料で食事ができるチケットも配られました。
また、現地の飛行機が遅れたことで乗り継ぎが上手くいかず、乗り継ぎの都市でも1泊。この時も全員にホテルが用意されました。
夜中に到着したものだから、レストランやお店は全部閉まってる状態。カップラーメンが全員に配られました。さらに部屋から日本へかける電話が5分無料。
なかなかの対応っぷりでした(´▽`*)
ツアーできている人は「ホテル代がかからなくて良かった」と言っていました。
飛行機が遅延したときの体験談
これは国内旅行のツアー(飛行機+ホテル)だったので参考になるかわかりませんが、帰りの飛行機が機材点検で3~4時間ほど遅れてしまったときです。
夜、一番遅い時間での飛行機だったので、羽田に着いたときには既に終電もなく、「どうしたもんか?」と悩んでいた所、全員にお車代数千円が支払われました。
全員に配られていたので、旅行会社ではなく航空会社の配慮です。
もちろんその料金では家にたどり着けなかったのですが、出ただけでも良かったと思います。
【海外旅行・個人】行きの飛行機が欠航
個人で海外旅行の航空券を手配し、行くときの飛行機が欠航になった場合。往復で申し込んでいれば払い戻しが可能です。行きと帰りで違う便を選んでいる場合は、帰りの飛行機にキャンセル料がかかることがあります。
振替もできますが、元々運航便が少ないLCCは翌日になることが多いようです。もちろん本数がある便でも、悪天候であれば当日に飛ばないこともあるでしょう。これはツアーも同じですね。
個人で旅行するときに大変なのは、すべての予約のキャンセルや変更を自分で行わないといけないことです。
・ホテルへの連絡
・別の飛行機を予約している場合は連絡
・アクティビティの予約等の連絡
など
【海外旅行・個人】ホテル等のキャンセル
飛行機料金の払い戻しはありますが、現地で予約したホテルやツアーなどはキャンセル料が発生することもあります。
ホテルに欠航した事を伝えると、ホテル側の配慮でキャンセル料がかからないことがあるようです。
海外のホテルに直接予約するのではなく、Booking.com(ブッキングドットコム)やExpedia(エクスペディア)、agoda(アゴダ)、Hotels.com(ホテルズドットコム)などのホテル予約サイトで申し込むことも多いと思います。
キャンセル無料のマークがついているものもありますが、キャンセルができないものもあります。
予約サイトのカスタマーサービスに連絡して欠航した旨を伝えると、ホテル側の配慮でキャンセル料がかからないことがあるようです。
この辺はホテルの違いも大きいのかもしれません。
英語が堪能であれば、直接ホテルに聞いてみると良いかもしれませんね。
ホテル以外で現地予約したものも同じです。
【海外旅行・個人】行きの飛行機が遅延
大幅な遅延の場合も同じように、間に合わないホテルや現地での予約の手続きをしなければなりません。
どのくらい遅れるかが分からないこともありますよね。機材トラブルでの大幅の遅延であれば、もしかしたら別の便に変えてくれるかもしれないの問い合わせてみて下さい。
本当にいつ出発できるのかもわからなくて、もしかしたら飛ばないかもしれなくて、航空会社の人に聞いてもはっきりと分からず。
出発できたはいいが、乗継便の引継ぎも上手くいかず、乗り継ぎの都市で一泊(航空会社が用意してくれました)。
乗り継ぎで一泊したため、現地から翌日手配していた別の飛行機に間に合いませんでした。
通常であれば別で予約している飛行機はキャンセルになりキャンセル料が発生しますが、遅延した航空会社が乗るはずだった飛行機の別の便を無料で用意してくれました。
いや、英語がわからずどうして良いか分からなかったので、めちゃくちゃうったえかけてました(;・∀・)
その時は「良かった」くらいでしたが、これが当たり前ではないことを知ったのは後になってから。
運が良いのか悪いのか(;・∀・)
ちなみにホテルは、日本にいる英語のできる友達にメールをして連絡を取ってもらい、到着時に泊まれるようにしてもらいました。
【海外旅行・個人】帰りの飛行機が欠航・遅延
帰りの飛行機が飛ばなかったり遅れた時は、添乗員さんがいない海外ツアーと一緒で、自分で振り替えなければなりません。
基本的にホテル代や交通費などは自分持ちです。
が、先ほども言いましたが、私の場合、航空会社が手配してくれました。
今まで、帰りに飛行機が欠航・遅延が3回ありますが、3回ともすべて用意してくれています。
これは何の差なんだろう?空港にいたいなかったの違いなのだろうか?
でも、ホテルが取れなくて空港で長い時間待ってる人もいますよね。運が良かったとしか言えないのかも。
飛行機が飛ばない・遅れたときに用意しておくもの
飛行機が飛ばなかったとき、遅延したときに、大変困ったことがありました。
それは日数と手荷物です。
チェックインでスーツケースを預ける前に分かっていれば良いのですが、チェックインしたのに欠航になった場合、大幅な遅延にあった場合です。
1、旅行日程に含む
海外旅行に行くときって(国内もそうだと思います)、ギリギリで日程を組むことってあると思うんです。
帰国して次の日から仕事。とか。
こればかりはなるようにしかならないんですが、結局仕事に穴をあけてしまうんですよね。
一緒に働いている周りのスタッフに迷惑かけるばかりではなく、顧客や接待先などにも迷惑が掛かってしっまうんですよ。
最近は、旅の予定+2日にしています。
なぜなら2日間帰れなかったことがあったからなんですが、帰ってきてすぐ仕事に入るのは疲れが取れなくて嫌と言う理由もあります。
なので、もしかしたら飛行機が飛ばなかったことを考えて1日。休むための1日。国内旅行ではほとんどしませんが、海外旅行は少し多めに休みを取ります。
仕事が忙しくて休みが取れなくて、ギリギリの日程なる方もいらっしゃるとは思います。
ここは難しい判断になるかもしれませんが、その日数しか休めない場合は旅行日数を削る。というのも考えておくといいのかな。余裕を持ったことに越したことはないかな。と思います。
2、緊急連絡先・渡航先の連絡先
これも、帰れなかったときに連絡できる誰かの連絡先はメモしておいた方が良いですよね。会社の同僚や親族とか。
メールができれば一番良いかもしれませんが、タイムラグがあるので電話できたら話が早いのに!と思ったことがありました。
〇〇日に帰るね。と言って帰ってこないって、待ってる側からしたら本当に心配です。
空港やホテルはWi-Fiが使えることが多いので携帯にメモしておくのも良いですし、メモ用紙に書いて持ち歩くのも必要かな。
というのも、これは飛行機が飛ばなくて困ったことではないんですが、現地の友人と連絡が取れなくて困ったことがありました。
海外に住んでいる友人を訪ねて遊びに行ったことがありましたが、電話番号が携帯でしか見られなくて、結局お金がかかってしまいました。
最近は海外専用のルーターもあって、LINEやSkype、FaceTimeなどで通話できるので良いかもしれません。海外に行くときはモバイルWi-Fiルーターはあっても良いのかな。と最近すごく思います。
方向音痴で、地図だけだと迷うんですよね。海外でmapが見られるのは本当に役立つ。
3、必要なものは手荷物
機内に持ち込める、持ち込めないなど、判断も面倒なのでそれまでは全てスーツケースに入れて預けてました。
私が飛行機を振替たときはチェックインしている状態だったので、振替便もすでにチェックイン状態でした。
以前、飛行機が飛ばなくて対策をしていなくて1番困ったのはコンタクトレンズです。
コンタクトレンズ用の容器や液体もスーツケースに入れて預けてしまい、本当に困りました💦
その時は水道水をコップに入れてコンタクトレンズを浮かせましたが、専用の液体は小分けにして機内に持ち込んだ方が良いな。と言うのは私の実体験です。
旅行中のコンタクトレンズは本当に面倒なので、もうね、レーシック手術をしてしまいましたよ。
視力が正常なのはこんなに楽なのか!と。
こんなに世の中は明るかったのか!?と。
その他にもパンツと上着はあった方が良かったかな。と思います。
飛行機に乗れなかったときは航空会社がホテルを手配はしてくれたので、シャンプーや歯ブラシに困ったことはなかったんですが、化粧水や乳液がなくて乾燥して顔がカピカピになってました。
自分のじゃなきゃイヤだ!と言う方は小分けにして機内持ち込みにしておいた方が良いかもしれませんね。
荷物が多くなるから嫌だったんですが、もうね、1泊分くらいの荷物は機内持ち込みにしてもいいんじゃないか。と思います。
最低限の電子機器類
充電器を機内持ち込みにしないことは最近の旅行ではあまりないんですが、10年以上前はあまり使用頻度が少なかったので全部手荷物に預けていました。
・携帯
・iPad
・カメラ
まず、Wi-Fiがつながるし時間があるのでiPadで動画を見始めます。
私は移動用に映画を何本かiPadに入れてあります。何ならYouTubeも見始めます。物珍しくて写真を撮りまくり、その画像をカメラ内で編集したりします。
完全に全部の充電がなくなって困ったことはなかったんですが、3つのうち2つが充電がなくなり焦ったことがありました。
ホテルでお願いして充電してもらったこともあります。
まとめ
飛行機が飛ぶか飛ばないって予想ができないのが困りものですよね。いっそのことキャンセルになってくれた方が良いという状況もあるでしょうし、「頼むから早く飛んでくれ」ということもあります。
神経質になり過ぎると楽しめるものも楽しめなくなってしまいますが、「なんだ、予定通りに行ったじゃん」という事も多いんですが、旅行をする際に最悪のことを考えていくつか調べておくとよいのかな。
心配性のおかげで、カードが止まったりパスポートを紛失するなどという事態に陥ったことはありませんが、海外旅行に行く際には日本大使館の場所を必ずメモっています。
手荷物も、最初は「色々なくても問題ないでしょ」と思っていましたが、最近はあった方が良かった。と、心配性になり手荷物が増えています。