“いろはかるた”
子供の頃にやった記憶はありますが、全部は覚えてないなぁ。
しかも、ことわざだったのか!
しかも「いろはにほへと」も全部言えないかも!
いや、かもじゃない。言えない・・・。
場所によって内容が違うの知ってましたか?
私は不覚にも(?)全く知りませんでした!
何も知らなかったいろはかるた。
有名なのはこれではないでしょうか。
江戸かるた(犬棒かるたとも呼ばれてます。)
い 犬も歩けば棒に当たる
ろ 論より証拠
は 花より団子
に 憎まれ子 世にはばかる
ほ 骨折り損のくたびれ儲け
へ 下手の長談義
と 灯台下暗し
ち 塵積もって山となる
り 良薬は口に苦しく
ぬ 沼地にも蓮の華
る 瑠璃も張りも称せば光る
を 老いては子に従う
わ 笑う門には福来たる
か 可愛い子には旅をさせ
よ 葦のずいから天のぞく
た 旅は道連れ世は情け
れ 礼儀も過ぎれば失礼になる
そ 損をして得をとれ
つ 綴れを着ても心は錦
ね 念には念を入れよ
な 泣き面に蜂が刺す
ら 楽あれば苦あり
む 無理が通れば道理引っ込む
う 嘘から出た実(まこと)
ゐ 井の中の蛙大海を知らず
の 喉元過ぎれば熱さ忘るる
お 鬼に金棒
く 臭い物に蓋
や 安物買いの銭失い
ま 負けるは勝ち
け 芸は身を助くる
ふ 河豚は食いたし命は惜しい
こ 転ばぬ先の杖
え 得手に帆を揚げる
て 出る杭は打たる
あ 頭隠して尻隠さず
さ 猿も木から落ちる
き 聞くは当座の恥
ゆ 油断大敵
め 目の上の瘤
み 身から出た錆
し 知らぬが仏
ゑ 縁の下の力持
ひ 貧乏暇なし
も 門前の小僧習わぬ経を読む
せ 背に腹はかえられぬ
す 好きこそ物の上手なれ
京 京の夢大坂の夢
今見返してみると知らないことわざもある!と新発見。
安物買いの銭失いって、母が良く言ってたけど「いろはかるた」だったのか。
この他にも、大阪かるた、京都かるた、上方かるた、尾張かるたなどがあります。
郷土かるたと言って、地方のいろはかるたも多々あるそうです。
時代によって変わっていくかるた。
そんな中でも心にぐっとくるかるたはこれ
かるたではないんですが、言い換えたもの。
「散歩いろは」
い 行きと帰りは違う道よろし
ろ 路地へはどこでも入るがよろし
は 恥じらいなどは捨てるがよろし
に においにつられる大いによろし
ほ ほどほどに歩いてやめるがよろし
へ 塀の向こうは覗くがよろし
と 時には自転車、車もよろし
ち 地図は家にて広げるがよろし
り りっぱな屋敷を眺めてよろし
ぬ 沼はさけて通るがよろし
る 留守にはきっちり鍵かけよろし
お 乙女を気にして轢かれぬがよろし
わ 別れはさっぱりすますがよろし
か 金をほどほど持つのもよろし
よ よけいなものは持たぬがよろし
た 他人の庭も三歩までよろし
れ レイルの上は歩かぬがよろし
そ 損得構わず歩くがよろし
つ 疲れているなら行かぬがよろし
ね 猫の深追い試すもよろし
な 夏には日陰を歩くがよろし
ら 楽な服装大いによろし
む 無茶な所には行かぬがよろし
う 有無を言わさぬ道連れよろし
ゐ 犬は下からさわるがよろし
の 飲み物多いに飲むがよろし
お 奥方をまず誘うがよろし
く 靴は革製避けるがよろし
や ややこしいこと考えぬがよろし
ま 迷った時こそ気分はよろし
け 今日より明日の散歩がよろし
ふ 富士山見えたら気分はよろし
こ 小高い丘から眺めはよろし
え 得るもの無きは身軽でよろし
て 手間暇こさえた弁当よろし
あ あまり遠くへ行かぬがよろし
さ 案内看板気にせぬよろし
き 気になる所は見つめてよろし
ゆ 雪の降る道静寂よろし
め 目が合ったらしゃべるがよろし
み 道順 時には無視するもよろし
し じしゃくは懐入れぬがよろし
ゑ 絵描きの作品覗くがよろし
ひ ひまな友人道連れよろし
も 森の中では長袖よろし
せ 銭湯までの道のりよろし
す 好き勝手に歩くがよろし
散歩に出たくなりますよね。
ひとつづつやってみたくなります。車でもいいんだ!
っていうか、ハイキングなの!?登山なの!?なんてのもありますが。
私は旅行が好きで行く場所の情報は調べてしまうんですが、調べないで行くのも良いな~と思いました。
旅行先で知らない場所に初めて行くのって、ワクワクして、新鮮で、冒険みたいで子どもみたいに目が輝いちゃいます。
散歩も、そんな風に思えたら楽しいですね。
そんなかわいいいろはです。
色々自由に自分で作ってみるのもまたよろし。