心にぐっとくる漫画

ぐっとくる『宇宙兄弟(小山宙哉)』悩んだ時に読みたい漫画

心にぐっとくる漫画1

今更だけど、宇宙兄弟。 読み直してはやる気が出る漫画です。

宇宙兄弟

宇宙兄弟は漫画以外にも、アニメにもなってるし映画にもなっているので有名ですよね。

実写の映画は見たけど、内容はあまり覚えていないな。

岡田将生くんがカッコ良かったな。くらい。

やっぱり漫画が良い。

セリフとかもう、グッときます。

何度も読み返してしまう漫画です。

1次試験

上手くなくてもいいし 間違っててもいいのよ ムッタ
まずは音を出して
音を出さなきゃ 音楽は始まらないのよ

BY シャロン

ムッタがJAXAの1次審査を受けないと言ったときのシャロンさんの言葉。

この言葉は音楽のことではないんですね。

「飛行士になれんのなんて無理だよ」と自信がなさそうなムッタに対し、やってみないと始まらないと。うまいこと音楽につなげています。

この言葉は、何だかいつも心にあります。

そしていつも旅に出ます。

メロディなきメロディを奏で
道なき道を行こう
そこに俺にとって一番の
金ピカがあるのだ

BY ムッタ

1次試験の結果が届いて、思わず走り出し川に向かってトランペットを吹くシーン

ムッタが子供の頃に、ピアノ、ギター、太鼓、ハーモニカ、トランペット「どれをやってみたい」?とシャロンに聞かれ、その中で選んだのは、一番難しいトランペットでした。

そんな流れからのこのシーン。ちょっとグッとくるシーンです。

高校とか大学とかに受かったときの感じ。これからワクワクするようなことが始まる。って思い出す。

2次試験後

悩むなら
なってから悩みなさい

BY シャロン

これは有名な台詞ですね。

2次試験まで受かったムッタが、その動機について悩んでいるときにかけた言葉。

一緒に2次試験に合格したケンジやせりかさんは強い志や抱えているものがあって、何もしてないのに自分は3次試験まで行って良いのか。と悩んでいた場面です。

いつも考えすぎているムッタの気持ちがすごくわかりますが、だからこそシャロンの言葉が心に響いてしまう。

「まずは音を出して」と一緒。

やってみないと分からないし、なってみないと分からないんだよな。

いつもその前に考えすぎてしまいます。

3次試験

胸を張れ!
ここまで来たんだ
自分の「年」なんて忘れよう
私の夢は 年をとっていない

BY 福田のおっさん

若い人たちの中で一人54歳になる福田さんが、たまたま眼鏡を落としそこに古谷がきて踏んで壊してしまいます。

眼鏡がなくトレーニングに支障が出てきたときの場面です。

「老いてなお夢は枯れない」

ですね。

若い人たちの中で自分が選ばれるためには、体力や視力も若い人たちと同等以上でなければ。と福田さん。

子どもの頃からの夢を持っているのは素晴らしいですが、叶えようとしている姿は頭が下がります。

家族のことも描かれています。

おそらく、福田さんの夢が原因で離婚したのでしょう。

が、その辺はどちらが正しいかは分かりません。

夢はきれいに見えちゃうからね。・・・ずるいわ。

今まで・・・こんなこと一度もなかった

ここにいたんだ
誘ったら
喜んでついて来てくれそうな連中が・・・
ここにいたんだ

BY ムッタ

学生に頃天文台の話をしても誰も興味を示さなかったムッタ。シャロンのことを話したら皆が知っていてうらやましがったシーン。

3次試験中に食料がなくなって、ムッタが小麦粉でうどんを作ろうと提案した場面です。

マニアックな話が通じるときって嬉しくなりますよね。

初めてあった人でも興味や趣味が一緒だと仲良くなっちゃいますもんね。わかるわかる。

迷った時はね「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ
頭で考えなきゃいいのよ
答えはもっと下
あなたのことなら あなたの胸が知ってるもんよ
「どっちが楽しいか」で決めなさい

BY シャロン

3次試験中で5人中の2人を決めないといけないとき、シャロンの言葉を思い出すムッタ。

本当は5人とも宇宙へ行けたら。と思っているし、それぞれ自分は除外されると考えています。

この後のムッタの対応が「なるほど」と思ってしまいます。

じゃんけんで決めようと言うんです。

年齢を重ねているものや女性もいる中で、じゃんけんを超える公平さはない。と。

なるほど~~~。

でも、ムッタはじゃんけんが楽しいともているわけではないんですね。

日々人が月に行く前

あのな日々人
お前は手ェ出すなよ 強えーんだから
ムカツク奴が現れたら かわりに俺が
“頭”出してやる

BY ムッタ

子どもの頃にムッタと日々人がUFOを見てその話を同級生にしますが、その同級生に「証拠を見せろ」とUFOのことでいじめられてしまいます。

それを見ていた日々人が偽物のUFOを作りますが、日々人もボコボコにされてしまう場面です。

日々人が月に行く前の回想シーンですが、子どもの頃から日々人のことを強いと知って尊重しているのがわかる場面です。

「本当に強いやつは手を出さない」というセリフ。

私はいつも大型犬を思い出してしまいます。

反対に、弱い奴ほどキャンキャン吠える。とも言えますが、私はいつも吠えていないか?と考えてしまいます。

どっちつかずで情けねぇ
“誇り”と”嫉妬”が5:5だ
これじゃまるで 今日の天気じゃねぇか
晴れりゃいいのに
空も 俺も

BY ムッタ

日々人が月に出発する日、天候が悪く日々人乗るロケットが出るか出ないか分からないと言う場面。

優れた弟に対する嫉妬です。

でも、話の流れはそんな簡単な気持ちではありません。

ムッタは日々人について「今までちゃんと応援してやったことがない」とも言っています。

子どもの頃はワクワクしていたはずが大人になって諦めていたことを、日々人は一人で目指していた。

もちろん日々人のことは誇りに思っていますが、この感情。

ウソついてると「頑張れ」だけだけど、絶対に嫉妬はありますよね。

ムッタは自分の中の邪魔なものを無くしたけど、その感情をどれだけ自分に向けられるかで違うと思う。

人に向けるんじゃなくて自分にね。

結局負けず嫌いってことなのかな。

日々人のロケットが出た後

ムッタ:世の中に”絶対”なんてないんじゃねーかなぁ・・・・

日々人:そうだな
    世の中には”絶対”はないかもな
    でも ダイジョウブ
    俺ん中にあるから

子どもの頃にインタビューされたときに日々人が「絶対宇宙に行きます」って答えたとき。回想シーンです。

ムッタはすでに諦めかけている感じで描かれています。

私も世の中には絶対はないと思っていますが、確かに自分の中にはあるかもな。

「ここの秘境に絶対行くんだ」ってなる。

行動ってことですかね。

って思うとシャロンの言葉がまたもや心に響くな。

まあ人生もそうだ 空模様と同じだ
腫れたり 曇ったり 雨も降りゃ 雷も落ちる
面倒臭えもんだぜ

ところでムッタ「空」と「人生」の一番の違いは何だか知ってるか お?

「空」は誰のもんでもない
「人生」は自分のもんだ

人生は コントロールが効く

BY デニール・ヤング

ムッタが「日々人が宇宙に行ってどんな気分だ?」と、でニールヤングに聞かれた場面です。

曇ってて、中途半端になって、今は晴れてる。と答えた後のセリフ。

デニールヤングとの出会いでもあるシーンです。

ヤングさんは基本ふざけていますが、ちょこちょこ名台詞を出してきますね。

コントロールしてやろうじゃないかってなりました。

JAXAからの合否を知らせる電話

子どもの頃に想像していた「大人の自分」は・・・
もっとこう・・・

ブッ飛んでた!!

BY ケンジ

JAXAからの合否を知らせる電話を待っている時、ケンジの思いが描かれている場面です。

自分の仕事は好きだし、楽しくて誇りも持っている。

でも、少し違和感も感じモヤモヤしているケンジ。

そんな中でてきたセリフ。

少し気持ちがわかるかなぁ~。ブッ飛んでたよな~。子どもの頃。

あの頃の感じ、今はないな。と。だからこそ私はいつも、秘境に行きたくなるんだろうな。とも思う。

というか、子どもってブッ飛んでますよね。

甥っ子3人。小学校の低学年くらいまでは3人ともブッ飛んでました。今は普通。

もっと広い世界にブッ飛べる何かがあると良いのにな。

砂漠での合同訓練

昔の僕にとっては・・・学校と塾と・・・家の中だけが・・・世界のすべてでした
とても小さく とても狭いと感じていました

だからかもしれません
星空を飽きもせず眺めたり 地球の外へ飛び出したいと思ったり

もし・・・これを見ている人の中に
今・・・「自分の居場所がない」と強く感じていて・・・
小さな世界に閉じこもってる人がいたら 聞いてください

それこそが 外に飛び出す原動力です

BY 新田

砂漠でのキャンプ中に弟から電話がかかってくるかもしれない新田。

いつもクールにしているのはワケがありました。

新田の弟は引きこもりで、何とかしたい、部屋の外に出てもらいたいと思っています。

新田は携帯を落としてしまいムッタと2人で探しに行きますが、その間に新田の弟から電話がかかって着てしまうと言うすれ違い。

その弟がNASAのページで見た新田の映像。その中のセリフです。

勇気を持たせたくて自分は宇宙飛行士になろうと。それだけではないでしょうが、私はいつもこの場面で泣いてしまいます。

窓が・・・。

ビンズとピコ

僕はもう 決めたんだ
迷ってるヒマなんてない・・・!
人生は 短いんだ・・・!

テンションが上がらねえことに・・・
パワー使ってる場合じゃねぇ・・・!

BY ビンズ&ピコ

いつも冷静で顔色を変えない教官でもあるビンズ。いつもお酒を飲んでいる技術者のピコ。

2人は幼馴染で、リックと3人で宇宙に行こうと夢を語っていました。

しかしビンズもピコも、本気で言っているのか?と両親や戦線に言われ、進路を決めかねています。

そんなとき、親友のリックが交通事故で死んでしまいます。

その時のビンズとピコのセリフです。

話の前から、ビンズの口癖が「人生は短いんです」と言うセリフが出てきますが、こういった背景があったからなんですね。

命の短さを知っている人は、物事に迷わない。というのを何かで見ました。

短さと言うか、大切さと言うか、明日どうなるか分からないと言うか。

迷う暇しかなかったわ。

日々人が帰還する日

ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ
仕事が無事に終わった後に”緩める”ためだ

BY ピコ

こどもに何でネクタイしてるの?気持ち悪いと言われて言い返したセリフ。

シンプルにカッコイイ。

ネクタイしてってやろうかと思ってしまう。

新橋のサラリーマンも見直そうと思う。

飛行訓練中

ムッタ:なあヤンじい コントロールが利かないこともあるよな
    遺伝で足が動かなくなったり 富士の難病に突然かかることもあるよ

ヤンじい:避けようのないもんはそりゃある その最たるもんが”死”だろ
     ~省略~
     ワシらは死ぬまで生きるだけだ
     コントロールが出来る限り 自由に飛び回るだけだ

歩けるのに車いすを使っているデニールヤング。それは遺伝だと言う。

いつか歩けなくなる日が来る日に備え、車いすの訓練をしている。

シャロンの病気が訓練でコントロールできるようなものではないのを知っているのか、デニールヤングに問う場面です。

何とも言えない答えだな。深い。デニールヤングの死生観なのか。

その前にコントロールできるようになってからだな。

やれるとこまでやって 何か見つけろよ ムッタ
どーせやるなら その道の一流を目指そうぜ

BY デニール・ヤング

一流のパイロットについて語るデニールヤングに対し、一流のパイロットになりたいわけじゃなく宇宙飛行士になろうとしている。とムッタ。

デニールヤングもムッタに一流の宇宙飛行士になってもらいたいと思っているが、その方法は知らない。

でも、一流のパイロットになる方法なら教えらると。

なるほど。その道の一流になるために、横ラインを責めるのも手だね。

常識や当たり前にとらわれていてはダメだな。と思う今日この頃。

日々人がいなくなって

そうだ・・・やっぱりこんな扱いはおかしい・・・!
一人の人間が積み上げてきたものを なんだと思ってる・・・!
俺の弟のことを なんだと思ってる・・・!!

BY ムッタ

日々人は月に行った後パニック障害になっていましたが、ロシアに行って環境を変え、ヒューストンに戻り自分でも治療に取り組んでいます。

そして室長に頼んで試験をし、パニック障害を乗り越えることができています。

ある日、日々人が「もう月には行けないかも」と姿を消します。

それは自分自身が克服できているからではなく、周囲の頭の中からパニック障害だったという事実が消えないから。というもの。

任務が下りず姿を消した訳を知ったムッタの言葉。

兄弟愛。

ムッタは日々人のことで頭がいっぱいになっていて他の仕事が手につかなくなってしますが、この後の日々人のメールがこれまたやる気になる。

去ったものよりも去られたものの方が何かしら引きずる。と思うんですが、前に進んでいく姿はさすが宇宙兄弟。

逃げ道ってのは甘えの道だ
誰でも楽に歩ける代わり どこにも辿り着けない
日々人はちゃんと 険しくも楽しい 宇宙への道を歩いているよ

BY ムッタ

居酒屋で同僚に、日々人が逃げたと言われたとき。

これはビンスさんがムッタを認め出した頃の回想シーンです。

ああ、そうかもなぁ。と。

去ったものの方が強いことを、知らないのは去られた方。

会社辞めた同僚の方が心は強かったな。今でもそれは思います。

ムリな案件

「”真実”は見つけ出そうとするな」
「作り出せ」

BY ピコ

ムッタが無理な案を突き付けられて考えている場面。

最初はコスト削減の話と引き換えにクルーに任命する約束を去れたムッタですが、その話は白紙にされ、その代わりISSを完全に終わらせるための署名を集めることを言われます。

ピコとのビリヤード中に「ゲームやりながらも考えてんの なんか見つかんねぇかと思って」というムッタに対してピコが言ったセリフです。

「宇宙兄弟」はいつもヒントをくれます。

そうか、見つからなかったら作ればよいのか。と。

いや、その前に真実を見つけようとしたことはないぞ。

「辞めてしまうのは簡単だ」
「続けた先に得るものは必ずある」

BY 吾妻

吾妻さんが署名をしてくれたときに言っていたセリフ。

ハッと思ったけど、辛いならやめた方が良いって思ったり、続けたら何か変わるって思ったり、見極めが難しい。

辞める方が難しいこともある。

私の中では惑わすセリフである。

ISSドッキング

人の人生にはいくつもの”夢のドア”がある
人は・・・例えば「宇宙へ行く」みたいな大きな夢を持った時
目の前に現れたバカでかいドアに畏縮して 向こう側へ行くことを諦めちまう
「開けられるわけがない」-ってな
だがビビることはないんだよ
本当ははじめから そんな”バカでかいドア”なんてものはない
小さなドアがいっぱいあるだけだ

その小さなドアを開けるたびに 君らの夢がひとつずつ叶っていくのがわかるはずだ
~省略~
君らにはそのためにやるべきことがある
手探りでも何でもいい
意地でも次のドアに手をのばし続けることだ

BY ブライアン・J

せりかさんを乗せたロケットがISSとドッキングした時に、同僚がブライアン・Jの言ったことを思い出すシーン。

ブライアンがジュニアサマースクールで講義をしている場面です。

そして、せりかさん達はISSにつながるハッチを開けるんです。

「小さなことからコツコツと」ってことですかね。

ブライアンはドアのことを、成長、発見、勝利、賞賛などと例えています。

大きな夢はなくても、生きていると自然と過ぎていくことなのかもしれないな。とも思ったり。

ちゃんと分かることが大切なのかな。と思ったり。

 

何が良いって、宇宙兄弟は読みやすいのが良いです。

やる気がないときや悩んでいる時って、文字が頭に入ってこなかったりしてしまいます。他のこと考えちゃうんだろうけど。

面白いのも良い。頭と心が柔らかくなります。何も考えずの読めるんですよね。

お父さんとか、お母さんとか、ムッタの寝ぐせとか。エアそろばんとか。ケーキの角度とか。ローリーのTシャツとか。デニールヤングの腕時計とか。一人だけ空港にJAXAの服で来ちゃう所とか。

あぁ、なんか今、悩んでるなぁ。ってときや、立ち止まってるなぁ。ってときに読み返したくなる漫画です。

何度も読み返してますが、毎回心が動かされます。

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