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北原白秋『あめんぼあかいなあいうえお』のリズムが気持ちいい

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「あめんぼあかいなあいうえお」

これはもうぜったい聞いた事のあるフレーズですよね。

教科書に載ってたか、昔の教科書を資料館で見た時に載ってたか。

何十年も前の事なので記憶があいまいですが、しかし、教科書に載ってたのは間違いない。

そのくらいみんな知ってるものではないでしょうか。

高校の頃に芸能事務所に入っている友人がいて(余談ですが、今は主婦業に徹しています。)これを披露してくれました。

劇団員の方やアナウンサーの方はみなさんこれで発声練習するらしいです。

「え?続きあるの?」

って、知りませんでした。

勉強をしてこなかった人生なもので、おはずかしい。

続きを聞いた時の気持ちよさったらなかったですね。

「なんだ!このリズムは!気持ちいい!」と、ぐっときてしまいました。

さらに、北原白秋だったんだ!

知りませんでした。これまたお恥ずかしい。

詩だったんですね。

「五十音」という題名です。  何もかも知らなかった。

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五十音  北原白秋

あめんぼあかいなあいうえお (水馬赤いなあいうえお)
うきもにこえびもおよいでる (浮藻に小蝦も泳いでる)

かきのきくりのきかきくけこ (柿の木栗の木かきくけこ)
きつつきこつこつかれけやき (啄木鳥こつこつ枯れ欅)

ささげにすをかけさしすせそ (大角豆に酢をかけさしすせそ)
そのうおあさせでさしました (その魚浅瀬で刺しました)

たちましょらっぱでたちつてと (立ちましょ喇叭でたちつてと)
とてとてたったととびたった (トテトテタッタと飛び立った)

なめくじのろのろなにぬねの (蛞蝓のろのろなにぬねの)
なんどにぬめってなにねばる (納戸にぬめってなにねばる)

はとぽっぽほろほろはひふへほ (鳩ポッポほろほろはひふへほ)
ひなたのおへやにゃふえをふく (日向のお部屋にゃ笛を吹く)

まいまいねじまきまみむめも (蝸牛ネジ巻まみむめも)
うめのみおちてもみもしまい (梅の実落ちても見もしまい)

やきぐりゆでぐりやいゆえよ (焼栗ゆで栗やいゆえよ)
やまだにひのつくよいのいえ (山田に灯のつくよいの家)

らいちょうはさむかろらりるれろ (雷鳥は寒かろらりるれろ)
れんげがさいたらるりのとり (蓮花が咲いたら瑠璃の鳥)

わいわいわっしょいわゐうゑを (わいわいわっしょいわゐうゑを)
うえきやいどがえおまつりだ (植木屋井戸換へお祭りだ)

首を右に左に傾けながら読みたくなります。

個人的には タ行が好きです。言いにくい!でも言いたい!

小躍りしたくなるリズムですよね。

これを早口で全部言えたら、相当気持ちいいですよ!

ちなみに母は、トイレで「あめんぼあかいなあいうえお」だけを繰り返してます。

お経でも読んでるのかと思いました。

あ行だけで何のための発声なのやら。

「しっ。黙って!何か聞こえる!」って言ったら、

まだ小学生だった甥っ子は「へっ!何か聞こえるぅ」とちょっとビビってました。

顔がこわばっててかなりかわいかった。

北原白秋の詩集には、この他にも「あ、これもそうだったんだ」というのが乗ってました。

リズム感が最高な詩人。

 

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