以前ネットで話題になっていて、一文がかなり面白く、全部読みたくなって読んでみました。
笑いが止まらない!おなか痛い!
元気になる!友達にも勧めたい!
笑いすぎて電車に乗れません!
匂いをかがれるかぐや姫
美術家だという著者の原倫太郎さん。
絵もまた素敵です。色使いも素敵でぐっときます。
作品は
「一寸法師」
「かぐや姫」
「桃太郎」
これらの物語を英語に翻訳。さらに英語のものを日本語に再翻訳。
そうやって作られた作品だそうです。
知ってる物語だからこそ面白いんですよね。
「一寸法師」の中から
「お姫様は一寸法師を大変気に入り、
歌を詠んだり、勉強したり、いつでも一緒。」
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プリンセスは少量法律助言者が非常に好きで、
歌を作曲して研究して、そしていつでもコラボレーション
やばい!法律助言者って!!
もう、しょっぱなで心をわしづかみされました。
なんでこんな訳になるんだろう!
「法」が法律で、「師」が助言者になるんだろうか。
ラップ調になるのがたまらないです。
「痛い、痛い、これはかなわん」
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「私はつらく、私はつらく、これは日本の五十音ボールだ」
ん?どういう訳だ?って考えちゃました。
かなわんの「かな」が、日本の五十音になってるのか!
わかったとき、さらにかんどうですよ。
わんは何?碗?
ああ!野球とかサッカーのボールを想像してしまってましたが、料理器具のボールか!
「かぐや姫」の中から
昔あるところに、竹取の翁とよばれるおじいさんがいました。
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回転することを強いられ、ある場所にタケ盗品の老人と呼ばれる
おじいちゃんがいました。
もはや、どう訳したのかさえわからない。
私のない頭をフル回転させたくらいじゃわからない。
タケ盗品って最高!
どうやってそうなったのか、めちゃくちゃ気になります。
数年の月日が流れたある秋のこと、
かぐや姫は毎晩月を眺めてはしくしく涙を流すようになりました。
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時間の数年が通り抜けたある秋、
あらゆる夕方お尻を見たとき、それが匂いをかがれるとすぐに、
プリンセスは、鈍く涙を投げるようになりました。
もうわざとでしょ!ってくらいの訳し方します!
これ、電車で読むとヤバいです。
不意を突かれるので、思わず笑っちゃう!
かぐや姫の「かぐ」が嗅ぐになるんだろうな。多分。
でも、どこをどう訳したのか全然わかんない。だけどおかしい。
「桃太郎」のなかから
昔あるところに、おじいさんとおばあさんが暮らしていました。
毎日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
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老人は老女とかつて某所に生きていました。
日常、老人は芝生カットで山へ行き、また老女は川のクリーニング店に行きました。
こうなってくると、どう訳されるのかを予想したくなります。
訳したのを見る前に想像する。
裏切ってくる!
某所ってたまんねぇ。
お店に行っちゃってるよ!
突っ込みたくなります。
桃太郎はすくすく育ち、
やがて一人前の男の子に育ちました。
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桃タロイモは迅速にそして有益に栽培し、
結局1人のパブリックの少年になりました。
芋が育ってる話になってる!
しかも普通の男の子!
いやあ、本当に笑わせてもらいました。笑うのって大切だな。と。
そして、改めて、日本の昔話の素晴らしさを考えました。
どこがどうやって訳されてるのかを考えるのも楽しいです。