河合塾と言えば予備校ですが、毎年、受験シーズンになると、新聞や駅などで広告を見かけます。
見かけると言っても塾に通う身ではないので、結構スルーしてしまうものもありますが、新聞一面に一行の文字だけ。
これって結構目を引きます。一言だけど、深かったりします。
受験生だけではなく、大人でも心にぐっとくるものも多々あります。
河合塾のキャッチコピー
そもそものキャッチコピーも素敵なんです。
「すべては一人ひとり生徒のために」
歴史も長く、1937年(昭和12年)から開校しています。
2010年
ライバルはたった一人。
自分だ。
受験勉強だけじゃなくて、スポーツとかしてる人だと「自分自身とのたたかい」ってあると思うんです。
そうやって10代を過ごした人って、その後色んな事に対して根気よくあきらめない人が多い気がします。
もちろん、勉強やスポーツに限ったことではないですが、好きなことをとことんできる人。好きじゃないことも、好きなことをやるためにできる人。尊敬してしまいます。
あんまり自分と向き合って戦ってこなかったから、今からでも、そういう体質になれるのかなぁ?って考えちゃうな。
2010年
甲子園には行けなかった。
志望校には行ってやる。
とか
努力して手に入るものなら
努力してしまえばいいんだ。
とか。
大人になると(まだまだ未熟だと自分で思いますが)「ま、いっか」とか「今度でいいや」とか、そうやって太っていきます。。。
いや、きっと同じなんじゃないかな。と思うわけです。
前途からつながりますが、ライバルは自分なんですよね。
目標体重に向けて、好きな唐揚げを我慢することや、嫌いな運動をすることができるか。
これも好きです。何年のものかは不明なんですが、
できることより、
できないことを
知る時間。
とか
これ、ものすごく大事な感覚だと思うんですよ。
若い頃って変な自信があって「何でもできる」って私は思ってました。
今でも「何でもできる」という思いはあるんですが、できないことがあるという事を知っていると、できることがスムーズに行く気がします。
東日本大震災の時に「なんでこんなに助けられないんだろう」「何もできないんだろう」ってもやもやしてました。
そもそも、人を助ける大きな力が自分にあると思ってたのが間違い。
できないことがあると知ることで、自分ができることを色々な角度から考えられるようになると思うんです。
2010年
学問に限りなし。
時間に限りあり。
あんまり、勉強してこなかったのですが、(さっきも言ったけど)若いときはなんでもできると思ってました。
時間はたくさんあるんだし、とも思ってました。
この歳になって思い知らされます。時間。足りない。と。
大人になったらできないから。っていう高校生とか大学生とか見ると、大人だな。と思ってしまいます。
勉強はいくつになってもできると思ってます。
うちの母も60過ぎた頃「英語を話したいから留学したいと」本気で言ってましたし、実際、私が留学していた時(語学学校ですが)、色んな国の年配の方が同じクラスにいました。
今だに思い出して、勇気をもらいます。
TVでの情報ですが、世界で戦うプロゲーマーの方の話で「プロゲーマーは、20代前半までが最盛期」だと言われてるんだとか。
それは、反射神経とか肉体的なものみたいです。
イチロー選手とかキングカズとかはすごいですけど、でもやっぱり、できないこともあるっていう事を知るのは大切ですよね。
できないかもしれないけど、努力してできるんだったら努力するんだろうか。難しい。
そんなこと考えてると時間がなくなっていきます。
2014年
この星のいちばんのエネルギーは、
学ぶことだと思う。学びとは、目の前にある問題を解くためだけにあるのではない。
たとえ、どんな変化が訪れようとも、その流れに柔軟に対応して、
未来を切り拓く原動力となるもの。それこそが学びの本質と言えるのではないだろうか。
発想し、考え、かたちにする。そのくり返しで、人間は成長してきた。
さあ、学び続けよう。私たちは、志を持って学ぶすべての人を、全力で支えていく。
頼もしい広告です。勉強したくなります。
志か・・・。
世界の為にとか、人類の為にとか、大切かもしれないですが、そうやって働いてる方を尊敬してしまいますが、そうじゃなくてもいいと思ってます。
自分の為にでもいいと思ってます。
夢がないとかでもいいと思います。
日常で、些細なことをやりたいと思った時に、それも志しですよね。
ネットや本で調べますよね。それも勉強ですよね。
・・・って自分に言い聞かせてます。
受験だけじゃなくて、何かをやりたいと思った時に、今からでも遅くないと思える広告です。