ナポリ

イタリア・ナポリ市内3日間で行った美術館・博物館

イタリア・ナポリ

ブログを引っ越してきて記事を書き直しています。

このイタリアの情報は2014年のものなので少し古いので、料金設定や休館日がずれているかもしれませんがご了承ください。

ナポリのおすすめ美術館・博物館

ナポリ市内にも見るところはたくさんあって、本当にじっくり見ていると1週間くらいかかるかも。

いや、美術が好きな人はもっとかかるかも。

でも、そんなに時間もないですよね。

私はナポリ市内に4日間の滞在でしたが、そのうちの3日間で美術館や博物館を1日に2~3か所行きました。

疲れたけど、良かったです。

国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale)

国立考古学博物館

住所:Pazza Museo 19
時間:9:00~19:30
休み:火曜
料金:6.50ユーロ~

ナポリにある国立考古学博物館は、イタリアを代表する二大博物館の一つです。

ナポリに行ったら是非行ってほしいという場所でもあります。

国立考古学博物館には、ポンペイ、エルコラーノからの発掘品や、大遺跡の彫刻、絵画などが多く展示されています。

ポンペイ遺跡やエルコラーノ遺跡はナポリから日帰りできるので、前後に見るとより歴史を感じる場所かもしれません。

地下、中2階、1階、2階と、すごい広いです。

2時間あると割とゆっくり見られるかな。という印象です。

私は3時間くらいいたかな。

1階にある「フォルネーゼのヘラクレス」

国立考古学博物館フォルネーゼのヘラクレス

イタリアの彫刻の筋肉のつき方にはいつも感動してしまいます。

もちろん金剛力士像の筋肉も負けていませんが、このリアルさ。

前からの腹筋もすごいですが、後ろ姿の背筋とかふくらはぎがが勇ましくてたまらんなぁ。

こちらも1階の「アルテミス像」

国立考古学博物館アルテミス像

アルテミスはギリシャ神話に登場する「狩猟と貞潔の女神」。また「月の女神」とも呼ばれています。

肩を登っているのはライオンなのか。足元にいるのは鹿なのか。

装飾の深い意味は分からないけど、ただただキレイです。

首が長く、半筋が通っていて美人である。とてもあこがれる顔である。

1階から階段

国立考古学博物館ライオン

1回の突き当りにあるのはライオンの像。

三越のライオンは座ってますが、こっちは立ち上がってるね。

足先まで見入ってしまいます。

2階の絵画「花の女神フローラ」

国立考古学博物館花の女神「フローラ」

光っていて見えにくいかもしれませんが、なんとも言えないきれいな緑で、柔らかさがあるのが印象的でした。

ポストカードもあるんですが、これで手紙が着たら素敵だな~。

貰ったらうれしいな。という妄想。

2階の青いガラス壺

国立考古学博物館青いガラス壺

2階は絵画が多いのですが、地球の歩き方に「必見!」と書いてあったのでじっくり見てみました。

確かにこのデザインと装飾は素晴らしい。

かなり目を引きます。

国立カポディモンテ美術館(Museo Nazionale di Capodimonte)

国立カポディモンテ美術館

住所:parco di Capodimonte Via Milano2
時間:8:30~19:30
休み:水曜
料金:7.5ユーロ

国立カポディモンテ美術館は、フォルネーゼ家のコレクションと教会の祭壇画、陶器などが揃ってます。

中心地からは少し離れています。

バスでも地下鉄でも行けますが、見る時間と移動の時間を合わせて余裕を持っていけるといいと思います。

国立カポディモンテ美術館は心が鎮まる場所だった。

国立カポディモンテ美術館も国立考古学博物館と同様に広いんですが、展示の仕方なのかやたらと落ち着く場所でした。

照明の感じも落ち着くようになっていたかもしれません。

豪華な部屋もあるんですが、外からの光で反射するのでゆったりした気分になります。

マサッチョの「磔刑図」

国立カポディモンテ美術館マサッチョ

これ、割と高い位置に飾られていてかなり目を引きます。

光がポーンッと当てられていて、神聖なもののように見えます。

ちょっと立ち止まったまま動けなくなりました。なんだろう。言葉では表せない。

舞踏室

国立カポディモンテ美術館舞踏室

圧巻です。

入った瞬間躍りたくなるような豪華さ。なのに優しい色と優しい素材はなぜか心が穏やかになります。

部屋はこの他にもいくつかあって、化粧室も素敵でした。

絵画も素晴らしい

国立カポディモンテ美術館絵画

肖像画も有名なものもありますが、キリスト教の絵画が大半。

絵の意味を知っていると楽しめると思います。

と言いつつ、いつも後から調べてしまう。「あぁ、そうだったのか」派。

王宮(Palazzo Reale di Napoli)

王宮

住所:Piazza Plebiscito 1
時間:9:00~19:00
休み:水曜
料金:4ユーロ

ナポリの王宮は博物館として一般公開されています。

豪華な装飾や大理石が、当時のイタリアにタイムスリップしたかのようで妄想できます。

海の近くにあって眺めも最高です。

王宮の入り口

王宮玄関

入った瞬間どーんと広がっていて感動しました。テンションが一気に上がります。

大理石ですが、窓からの光が優しいので冷たさはあまり感じません。

5分くらい妄想しましたもんね。

宮廷劇場

王宮宮廷劇場

ちょっとした単館映画館より広いです。

劇場内も装飾が素晴らしく見どころがあります。

現在でもコンサートなどで利用されているそうです。

豪華な装飾品

王宮装飾品

寄りかかったら背中が痛そうな黄金のイス

部屋ごとに分かれているんですが、装飾品の多さはさすが王宮です。

縄が張られていて近くに行けないものもありますが、少し離れてみても素晴らしさは伝わってきます。

中庭が気持ちいい

王宮中庭

2階から中庭に出られるようになっています。

時間が決まっているみたいで、私が言った時はギリギリでした。開館時間より早くしまってしまってました。

ヴェスヴィオ山も一望でいます。

庭に続く道があって、少し散歩できるようになっていましたが、そこは時間がなくて入れなかった~💦

王宮は午前中から言った方が良かったかな。

サンタキアラ教会

ナポリサンタキアラ教会

住所:Via Santa Chiara 49
時間:9:30~17:00
料金:5ユーロ

ナポリ市内には教会がいくつかありますが、その中でも大きい教会です。

廊下の長さ、中庭の広さ、2階もあって広いです。

私が言った時は地下で発掘作業をしていましたが、今はどうなんだろう。

町中にあって行きやすかったので、着いた初日の3時くらいにパッと見るつもりで行ったんですが、思いのほか時間が経ってました。

廊下(回廊)

ナポリサンタキアラ教会廊下

♪長い渡り廊下でぇ~♬

とすぐに思い浮かんだ私は年齢がわかってしまうな。

回廊がある教会も多いですが、ここまで長いと感動。

フレスコ画も見どころですね。

中庭

ナポリサンタキアラ教会中庭

回廊からすぐ外には中庭がででーんと存在しています。

印象としては、「かわいい」です。

暑さのせいで植物が枯れてましたが、かわいい中庭でした。

地下

ナポリサンタキアラ教会修復

発掘じゃなくて修復だったかも。

階段も簡易的なもので地下に行けるようになっています。

※それぞれの料金も変わってるかもしれません

行ったところは横道なところばかりでしたが、満喫できました。

美術品や絵画などに詳しいわけではありませんが、見るだけで心が動かされるものばかりでした。

また行きたいな。