HONDAは本当に毎回心をわしづかみにされるCMを作ってくれます。
このCMは2014年のもので、歴代の名車をイラストで過去・現在・そして未来と、2013年には開発中のF1を描いています。
そして、車にはとどまらず、ジェット機まで!
イラストも何だか引き込まれます。
また、ナレーションの新井浩文さんの声も素敵です。声までもぐっときてしまいます。
2012年の「負けるもんか(プロダクト)」篇のナレーションもされてますね。
「枠にはまるな。(ものづくり)」篇
自分の限界を 自分で決めてないか
過去の常識に しばられていないか本来 人間は自由の存在だ
自由であるはずの人間が 自ら自由を手放してどうする所詮 限界も常識も過去のもの
自由な創造を邪魔する過去など 忘れてしまおう新しい知恵で困難に立ち向かえ 時代の先を行け
今までの枠の中に未来はないのだからそう僕たちはなんにでもなれる
僕たちはどこへでも行ける
ただただ、心に響きます。
いつも思うんですが「自由にやっていいよ」って言われるとなぜか悩むことがあります。
自由に考える、自由に作るって結構難しいです。
ゼロから作るのは難しい。
周りの目も気にしてしまう自分がいます。そして、パワーも必要だなって思います。
自由に何かをできる人って、きっと基本は持ち合わせてないとできないと思うんですが、その考えが常識という枠だったりするのかな。
とか、ぐるぐる考えてしまいました。
自由に表現したとして、人と共感できなくても、いつかそれが常識になるのか。はたまた、忘れ去られてしまうのか。
とか、ぐるぐる。迷走。
っていうか、そんなことちまちま考えてないで、行動しろ。ってことでもある。
ものづくりに限らず、色んなことで常識にとらわれてしまっているなぁ。と思う瞬間があります。
例えばご飯を食べてるとき「この素材にはこの調味料。」みたいな。(変な例えですみません・・・。)
でも、子供とかはそんな感覚がなかったりするから、色んな調味料を混ぜ合わせて、自分好みの味にしてたり、新たなる調味料を開発したりして。ハっとさせられます。
甥っ子が「それ、ご飯にかけるの!?」というような食材を使ってたんですよね。
毎日会うわけではないので余計そう感じるんですが、あの頃より大きくなって、あのころ作ってた調味料はもう作りません。
「あぁ、あの頃の気持ちを忘れたな。もっと自由でいいんだよな。」とか。
徐々に枠にはまっていく成長を見ます。
大人になったなぁ。と感じる反面、少し寂しくなります。
これは例えばだけど、もしかしたら仕事につながるかもしれない。とか考えたり。
CMの内容は、車やジェット機など出てきて規模の大きい話と感じますが、生活の中でも、ものづくりじゃない仕事でも、「枠にはまるな」という言葉は心にとめておきたいです。