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林修のニッポンドリルに学ぶ【出雲大社】実は知らない!?縁結びの御利益を授かる参拝方法と正しいルートとは?

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林先生の番組は好きでどの番組の面白く見ていますが、「ニッポンドリル」は勉強になるし自分が行ったことがなくて行きたい場所をやっているのでチェックしてしまいます。

それにしても、見ない日がないほど出てますね。林先生。

今回は【出雲大社

以前、成田新勝寺や伊勢神宮のこともやっていて、番組を見て行きたいと思いましたがまだ行けてません。(行きたいけど行けてないのでメモのように書きました)

出雲大社と言うとあの大きなしめ縄と全国の神様が集まる神在月というイメージ。

出雲大社もまだ行けてないので、メモっておこうとなりました。ほぼ自分用。

【出雲大社】

出雲大社 しめ縄

御縁を求めて全国から参拝者が殺到する縁結びの聖地として知られる【出雲大社】。

旧暦の10月には全国から神様がいなくなる「神無月」。その神様たちが出雲に集まることから、出雲では「神在月」と呼ばれ、最もご利益を授かる月とも言われています。

実は出雲大社、「いつ建てられたのか」「誰が造ったのか」「どんな目的なのか」ということがわかっていないと林先生。

非常に謎多き神社なんです。とも。

気になりますね。ワクワクしてしまいます( *´艸`)

出雲大社のご利益をより完全にする参拝

観光客にもほとんど知られていない、ご利益を授かれる参拝ルートがあるんだそう。

1、参拝前に「稲佐の浜」に砂を取りに行く

2、祓社(はらえのやしろ)でけがれを払う

3、十九社にいる神様が「縁結びの相手」を決める

4、立ち入り禁止の八雲山の岩肌を触る

5、御本殿は最後に必ず西から参拝する

6、東京・六本木の「出雲大社東京分祠」に行く

 

1、参拝前に「稲佐の浜」に砂を取りに行く

参拝するには「出雲大社駅前」で下車。駅を出たら向かうのは、出雲大社の表参道である神門通り。

神門通りを進むと見えてくるのが「出雲大社」の鳥居。一般的にお参りする際はココを通って行きますが、それでは縁結びの参拝を完璧にするとは言えない。と。

まず完璧にするには稲佐の浜で砂を拾うことなんだそう。

鳥居の前を左折。旧表参道である「神迎の道」をすすむこと約10分。

到着するのは日本海に面した「稲佐の浜」

稲佐の浜は出雲大社と関わりの深い神聖な浜で、この場所が「神在月」に全国から神々が上陸する場所と言われているんだそう。

夕日が沈む様子は「日本遺産」にも認定されているそう。

 

「神迎祭」というのも行うそうで、スタジオでは千鳥のノブさんが「小藪さんと一緒に見ました」と言っていましたが、2人で見ていると想像したらちょっと笑ってしまいました。

「稲佐の砂」を出雲大社に持参します。ビニール袋を1つ持って行くと良いかもしれませんね。

2、祓社(はらえのやしろ)でけがれを払う

稲佐の浜から戻り鳥居をくぐると、そこからは神の領域。参道を進むと下っていることが分かります。

下っている参道は全国的にも珍しいそうで、むかし砂丘だったからなんだそう。

砂丘の盛り上がった部分がちょうど鳥居の前になっていて下り参道になっているんだそうです。

参道の右手に見えてくるのが「祓社(はらえのやしろ)」。

【ここでけがれを払う】というのが2つめのポイント。

自分でも知らぬ間に犯した心身のけがれを払い清めてくれる神様がいるんだそう。

けがれを払い清めることで、御利益を授かる準備となるわけです。

ここで注意すること!!

一般的に神社では「2礼2拍手1礼」をしますが、出雲大社で御利益を授かるには独自の参拝方法があるんだそう。

≪2礼4拍手1礼≫

これが出雲大社で正式な作法。

元々出雲大社では、祭りの際に8拍手するそうなんですが、普段のお参りではその半分の4拍手をするのが作法として受け継がれてきたんだそう。

 

なぜ2礼2拍手1礼?

なぜ2礼2拍手1礼が神社での作法として広まったかというのを林先生が解説しています。

実は明治より前は、神社によって参拝方法はバラバラだったんですね。

明治になり「神社祭式行事作法」という作法が定められた。そのことによって日本全国の神社の参拝の仕方が2礼2拍手1礼に統一されました。

ただ、出雲大社のような神社の関しては、それまで行われていた独自の参拝方法を「続けて良い」と。

 

3、十九社にいる神様が「縁結びの相手」を決める

身を清めた後に向かうのは、大しめ縄がかかった拝殿。この拝殿も縁結びに置いて重要な場所です。

2014年、高円宮家の次女・典子さんと出雲大社の宮司に嫁ぎ拝殿で結婚式を挙げた場所。

出雲大社が縁結びのご利益がある場所として、さらに名を広げたきっかけにもなったそう。

 

拝殿でも2礼4拍手1礼をし、続いて参拝するのが出雲大社の中心部。

城壁に囲まれたような建物の先は、立ち入り禁止の最も神聖な場所【御本殿】。

出雲大社の祭神である縁結びの神様【大国主神(おおくにぬしかみ)】が祀られている場所です。

1952年に国宝に指定されています。

しかし、御本殿を参拝したところでゴールではありません。

境内には御本殿を取り囲むようにしていくつもの社殿がありますが、御本殿を中心に反時計回りに境内を巡ると縁結びの御利益を授かれる。と言われているそう。

続いて向かうのが【十九社】。

ここは縁結びのご利益を授かるための重要な場所と言われていて、神在月に全国から集まった神様たちが宿泊する場所なんだそう。

神様たちは「神はかり」という会議をするんだそう。そこで行われる議論が「縁結び」

そこで、十九社でお参りすると神様たちが「縁結びの相手」を決めてくれるんだそう。

縁結びの相手を決めるとは?

ここで、歌川国久「出雲国大社之図」が登場。

そこには出雲大社に集まった神様たちの会合か描かれています。

林先生の解説

神様たちがそれぞれ木の札に男女の名前を書いて、カップルを決めた後男女の札を結び付け縁結びをしている状況がわかります。

ですから、この神様たちが宿泊している十九社にお参りすると縁を呼び込むご利益があると言われているんです。

 

4、立ち入り禁止の八雲山の岩肌を触る

御本殿の周囲を反時計回りに回り続けて向かうのは、縁結びの神・大国主神の父親である「スサノオノミコト」が祀られている社です。

ここで、稲佐の浜から持参した砂を使います。

御本殿の真裏まで進み、右手に見えてくるのが【素鵞社(そがのやしろ)】

出雲大社 素鵞社(そがのやしろ)

社殿の縁の下には砂の入った木箱が置かれています。

ここにある砂は、縁結びの神・大国主神の父「スサノオノミコト」の力が宿っていると言われるご利益のある砂。

この砂をどうやって使うのか? 林先生が解説しています。

この砂を頂くための第一条件として、さきほど稲佐の浜で取った稲佐の砂と交換することが必要なんです。絶対条件なんです。

浜の砂を入れたら、木箱の中の別の場所からご利益のあると言われている砂を頂いて帰る。

 

さらに、素鵞社(そがのやしろ)はこれだけではありません。

出雲大社の真裏は「八雲山」と呼ばれる神々が住み力が宿っているとされる神聖な場所。

しかし聖域であるが故立ち入り禁止ですが、境内で唯一その山に触れられる場所があるんだそう。

そのポイントは、素鵞社(そがのやしろ)の裏側、八雲山の山肌である岩山に触れるとご利益を授かることができるんだそうです。

5、御本殿は最後に必ず西から参拝する

続いて向かうのが出雲大社で縁結びのご利益をより授かる重要なポイント。

本殿を反時計回りに歩いていると、脇に小さい賽銭箱があります。

ほとんどの人が見落としているんだそうですが、ここがポイント。西から参拝すること。

御本殿はすでに参拝したのに、なぜ小さな賽銭箱の前でも参拝するのか?

御本殿内のご祭神、縁結びの神様である大国主神が向いているのは正面ではなく、西側を向いているんだそう。

なので、西から参拝しないとご祭神に対して正面から参拝したことにならないというわけです。

 

なぜ西側を向いているのか?というのは分かっていないそう。

数ある説の中でもロマンを感じるのは「全国の神様を出迎えている説」。

出雲大社の西側には稲佐の浜が。つまり、稲佐の浜から上陸した全国の神々を迎えるため。と番組内で言っています。

さらに、反時計回りに境内を巡るというのも、西側を向いているご祭神に失礼のないよう下座から回るべきだから。ということなんだそう。

スタジオで麒麟の川島さんが言っていたことも笑ってしまいました。

僕、お参りする前によくスナック行くんですよ。地元の人にこうやってお参りした方が良いよ。というのをきくんですよ。

ホンマに酔っぱらった常連の人に、御本尊が西向いてるから、西側に小さい賽銭箱があるから、絶対そこでお願いした方が良いよって言って。

その方が言うにはですね、西って日が沈む方向じゃないですか。だから死者の国があると。そちらの方を鎮めるためにご本尊は西を向いているんだって。ベロベロの口調で教えてもらいましたね。

いやぁ、それはそれでおもしろい諸説!

ゲストの本仮屋さんが言うには、恋愛の御縁だけじゃなく全ての御縁を網羅している。と。

最後に訪れるのが、日本最大級の大しめ縄です場所、「神楽殿」。

6、東京・六本木の「出雲大社東京分祠」に行く

出雲大社は東京から1時間ちょっとという場所ですが、やはり近いようで中々遠い。と林先生。

東京にいて何とかならないかと作られたのが、六本木にある「出雲大社東京分祠」。

島根に行かなくても出雲大社と同じご利益を頂けるんです。

しめ縄をくぐり3階まで上がると見えてくるのが、大国主神が祀られている社殿。本家の出雲大社と同じく、祓社(はらえのやしろ)でけがれを払い手水舎で手と口を清めます。

参拝方法も同じく「2礼4拍手1礼」

ここで「縁結びの糸」というのが売られていますが、肌身離さず持っているとご利益があるそうです。



出雲大社の豆知識

番組内で発表される豆知識も本当にいつも勉強になります。

ぜんざい発祥の地

出雲大社の表参道である神門通りにはぜんざいを置く甘味処が多数。実は出雲市は、ぜんざい発祥の地なんだそう。

昔から「神在月」に振る舞われていた「神在(じんざい)もち」というのが起源とされ、のちに「ぜんざい」となったと言われているそうです。

なぜ「じんざい⇒ぜんざい」になったのか?

地元の方に「じんざい」を何と読む?とインタビューをしていましたが、みなさん「ずんざい」と発音。

つまり、出雲の方言が「じんざい⇒ずんざい⇒ぜんざい」となったとされているそう。

そういえば「月曜から夜ふかし」で、ザ行の言えないお母さんが出ていましたが、確か方言だったと記憶しています。

分かっているけど違う発音をしてしまうんですね。

出雲そば

出雲そばは三段の丸い漆器にそばを持って出すことで有名ですが、岩手の「わんこそば」長野の「戸隠そば」とともに、日本三大そばの一つです。

出雲そば店が多い参道ですが、中でも「荒木屋」さんは創業230年以上で、出雲そば屋さんで最も古いそば屋さんなんだそうです。

どうして出雲にそばが根付いた?

林先生が解説してくれました。

もともと出雲は痩せた土地が多く、稲を育てるのにあまり向いていない地域なんですよね。

そんな中江戸時代に、徳川家康の孫である松平直政が、長野からこちらの藩主になりまして、そのときにそば職人をたくさん連れてきたのが、そば作りのはじまり。と言われています。(諸説あり)

そのあとの松江藩主である松平治郷、その方も大のそば好きになってそば食を奨励したことから「出雲そば」が発展した。有名になった。

三段の器に盛られている理由は、重箱のように弁当代わりとして屋外でも食べられるようにということだそうです。

 

しめ縄の意味

神社以外でもしめ縄を目にすることもあります。例えば家を建てる前に行う地鎮祭。

これらのしめ縄にはどんな意味が込められているのか。林先生が解説。

厄払いというよりも、神の世界と人間の世界の境界線としての意味を持っていると。

ですから、このしめ縄で囲われている中というのは、そこから先は神様のお住まいであって、汚れた人間が入るべきではないと示している。

なぜ、神の世界と人間の世界の境界線がしめ縄であるのか?

それは「しめ縄」という漢字を見ればわかるんです。

「注連縄」

なぜこの字をあてるのか?といいますと、その由来は中国の文化にあるんです。

中国では亡くなった方の出棺後に、家の入り口に清めの水を注いだ縄を連ねて張って、2度とその死者の霊魂が家に戻ってこないようにするという風習があるんだそうです。(諸説あり)

 

大しめ縄の作り方

「神楽殿」に飾られている大しめ縄は日本最大級で、全長13.5メートル、重量5.2トンにもなるんだそう。

2018年の7月に6年ぶりに一新しました。

大しめ縄が作られているのは島根県南部飯南町。1年3ヶ月前から作り始めるんだそう。それは、大しめ縄専用の稲作りからはじめるから。

通常の稲づくりだと実るまで育てますが、大しめ縄専用の稲は実がなる前に収穫してしまうんだそう。実を付けると重さで曲がってしまうからなんだとか。

稲を乾燥させた後は、手作業で編んでいきます。編み上げること4ヶ月。

大きな縄をひねり上げるのも大人50人とクレーンを使って行います。

出雲大社を広めた男たち御師(おし)

江戸時代には縁結びの御利益があると知れら、江戸から島根まで向かったと言われています。

出雲大社を広めたのは【御師(おし)】。

御師とは、もともと出雲大社で神職についていた方々。江戸時代に出雲大社の信仰を全国に広めるために縁結びの御利益を伝え歩いたんだそう。

また、参拝客にたくさん来てもらうためのツアーコンダクター的な役割をしていたんだそうです。

伝え歩くだけではわざわざ全国から参拝客が集まらない。そこで、お参りしてくださった方には無料でおそばを提供していたんだそう。

今で言うチケットのような、クーポンのようなものを配っていたんだそうですよ。

御師の富くじ

他にもこんなことをしていた。と林先生。

それが「富くじ」。

現在で言う宝くじなんだそうですが、その売り上げがすごい!

8日間で、今の金銭価値で20億円!!

 

本当に毎回勉強になります。本当に面白い。もう、勉強にしかならない。

大しめ縄、見たいです。これは見た方が感動するのでは?是非、参拝してみてはいかがでしょう。

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