ナポリ

ナポリから映画「IL POSTINO」の街プロチダ島1泊

プロチダ島3

ブログを引っ越してきて記事を書き直しています。

このイタリアの情報は2014年のものなので少し古いです。料金設定や休館日がずれているかもしれませんがご了承ください。

プロチダ島

プロチダ島はナポリから日帰りでも行けるほど近くの島です。

私は1泊しましたが、日帰りで行く方の方が多いのかも。

IL POSTINOという映画の舞台にもなってます。

イル・ポスティーノとは郵便屋さんのこと。

青年が自転車で坂道を駆けのぼるシーンは島の感じがきれいです。

主演マッシモ・トロイージは撮影の時に心臓病に冒されていて、それでも撮影を続行。撮影の12時間後に亡くなったことでも話題となったイタリア映画の名作です。

プロチダ島に行く前に見て「ああ、ここ。」となるのも旅の面白さかな。と思います。

ナポリからプロチダ島の行き方

プロチダ島はナポリ湾からフェリーで行きます。

ナポリ港は、埠頭がいくつかありますが、島に行くには2か所あるのでどちらから出るのか気を付けましょう。

Calata Di Massa(カラータ ディ マッサ)
Beverello(ベヴェレッロ)

1時間に1本くらいは運航してます。

ベヴェレッロ港は、Castel Nuovo(ヌオーヴォ城)の前にあり、カラータ ディ マッサとは1キロほど離れています。

私は朝からやってしまいました。

「間違えないように」と言っておきながら、朝っぱらから埠頭を間違えたのはわたしです。。。

プロチダ島に行く船は6:30AM頃から出ています。一番早いのに載ってやろうと思い、ホテルを5時半に出ました。

ベヴェレッロまで行ったら船の時間が出ていたので、安心して目の前のカフェで茶をしてゆっくりしてたんです。

プロチダ島1

出発の時間が来ても船が来ないんす。「まあ、イターリアだしねぇ~。」なんて、軽く見てたんです。

そしたらなんと、掲示板から乗りたい船の時間がが消えたんです!!

なんで?なんで?って慌てて、周りの人に聞いたら、もう一つの埠頭だって教えてくれて。

「バスがあるよ」と教えてもらったんですが、調べてなかったのでバス停がどのバスに乗ればいいのか分からない。

どうしよう、どうしよう。って20キロのバックパックで1キロほど離れたカラータ ディ マッサへ歩きました。

次のを逃したら、また1時間くらい待ってしまう。と思い急ぎました。

で、次の時間のプロチダ島行きのチケットを買えたんですが、「あっちの港から出るよ」と言われました。。。

元いた埠頭からの出発だったんです。

朝から20キロ担いで2キロ歩きました!いや、ちょっと走りました!!

もお~~!わかんないよ!バカヤロ~~!!でした。

ま、ちょっと痩せたかなと思うことにしよう。

プロチダ島2

無事、7時台の船に乗れました。

値段は14.70ユーロ。真ん中の数字はTAX。

ホームページ(だったかな?)では、大きい荷物は追加料金があると記載されてた気がします。

お兄さんが「いいよいいよ、行って」と追加料金は発生しませんでした。

安心したけど、もう、何を信じればいいのやら。

プロチダ島

やっと到着。

ナポリからは1時間くらいです。

ホテルに荷物を預けてさっそく散策です。湾の眺めがきれいだというので、上の方にあるサンミケーレ修道院を目指します。

バスが周遊していますが、体力があれば歩いて1週できるくらいの島の大きさです。

地図はホテルでもらいました。細い道もありますがそれほど複雑ではないので、地図があれば迷わないと思います。

船を乗り場からまっすぐ海沿いを歩くとある薄い黄色い教会があります。その協会の後ろの道(Via vittorio Emanuele ヴィットリオ・エマニュエレ通り)を上っていきます。

歩いていると、Via Principe Umberto(プリンチペ・ウンベルト通り)があるので曲がります。

私はこのプリンチペ・ウンベルト通り沿いのホテルに泊まっていました。

プロチダ島のホテル

私が泊ったのは「Hotel’a Sciulia

とにかく港から近い方が良いと思ったのと(荷物が重かったので)、移動しやすいと思って選びました。

ヴィットリオ・エマニュエレ通りからプリンチペ・ウンベルト通りに入るとすぐにあります。

1泊115ユーロ。朝食付き。

部屋は広くてきれい

プロチダ島ホテル1

時期によるのかもしれませんが、一人で止まったけど広い部屋でした。

トイレもシャワーもきれい

プロチダ島ホテル2

これ、超重要。

手前にある便器みたいなのは足を洗う場所です。イタリアのホテルは足を洗う場所がついてることが多いです。

廊下から中庭に続いています

プロチダ島ホテル3

中庭が広くて微笑んでしまった。

プロチダ島ホテル4

私が言った時は、ここで朝食を食べてる観光の方がいました。(室内でも食べられるようになってます。)

1泊だと中庭楽しんでゆっくりするっていうのができなかったんですが、広いだけでも楽しくなっちゃいますね。

中庭をさんぽできたりしました。

私はいつも、トリバゴで比べてブッキングドットコムで予約しますが、ここもブッキングドットコムで予約しました。

トリバゴ
Booking.com

 

プリンチペ・ウンベルト通りをまっすぐ進むとある教会。S Maria delle Grazie Incoronata(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会)

プロチダ島4

景色が最高なプロチダ島

教会を過ぎると坂道が続きます。坂道をどんどん上っていくと大砲があります。そこから見た景色。

プロチダ島5

プロチダ島のガイドページに載ってるのは、多分このあたりから撮影されたものが多いと思います。

海の濃い青と建物もかわいい感じのカラフルで、ついつい写真に収めたくなります。

ここまで坂が続くので、写真を撮りつつちょっと休憩。

ここまでは時間で言うと、10分、15分、20分くらいです。

サン・ミケーレ修道院はもうちょっと歩きます。

途中に見かけた「イル・ポスティーノ」のポスター。

プロチダ島6

このポスターは、プロチダ島を歩いてるとよく見かけます。

サン・ミケーレ修道院(Abbazia di San Michele)

プロチダ島7

朝早かったからなのか、まだ空いてなくてここかどうか迷ってしまいました。

中で働いてる女の子も一緒に待っていて、やっぱり時間には緩いみたい。

横だったか裏だったか、少し上がれるようになっていて、上がると海が見渡せます。

全然開かなくて、1時間くらい待ったかな。

1階

プロチダ島8

1階は教会になっていて、広さはあまりないです。

ですが、彫刻や絵画もあり、祭壇の美しさには目が行きます。

サン・ミケーレ修道院の情報を調べないで行ったので、ここだけ?と思ってしまいましたが、地下に行けるようになっていました。

地下に行くには有料で、確か、2ユーロか3ユーロだったと思います。

地下

プロチダ島10

地下は図書館になっていて、棚に入った本が並んでいます。

開いて展示されているのもありました。

プロチダ島9

なぜか碇。

他にもパイプオルガンや装飾品、礼拝の道具なども置かれています。

外に出られるようになっていますが、これは気持ちが良かった。

プロチダ島さんぽ

プロチダ島11

地図を頼りに散策しました。プロチダ島はバスが周遊していますが、体力があれば歩いて1週できます。

私はバスも乗りましたがかなり歩きました。

朝から迷ってあんなに歩いたのに、自分でもよくやったなと思います。うんうん。

プロチダ島を歩いていて思ったのは、とにかくかわいい。

家や建物の色や、車やおじいちゃんもカラフルでかわいいです。

歩いていたら海に続く細い階段を発見。

プロチダ島12

降りて言ったら海に入っている人もいて、入りたくなってしまった。

まだシーズンではないので子供や家族はいなかったですが、イタリア人がバケーションで来る場所なんだそうで、シーズンになると込むのかもしれない。

プロチダ島でパスタ

プロチダ島13

ここはプロチダ島の港から海沿いに歩いたところにあるレストランです。

レストランやカフェが並んでいますが、適当に入りました。

なんて読むんだろう。「リストランテ ファンミヴェント」かな。

ここのパスタがめっちゃくちゃ美味しかった。

プロチダ島14

これはロブスターのパスタ

何にしようか迷ったけど、やっぱり魚介でしょ。と頼んだもの。

一口食べた瞬間「うぉっ!」となりました。

プロチダ島の夕日

プロチダ島15

これは港の近くから撮ったもの。

もっときれいな夕日を見れるかもしれないと太陽の沈む方角を目指しましたが、浜に出るはずが壁があって浜に出られなかった・・・。

途中でスーパーを発見しましたが、プロチダ島で見た初めてのスーパー。

ホテルの前の商店で水やお菓子は買えましたが、スーパーがあまり無かったのが不便を感じた部分ですかね。

とにかくかわいい島でした!

ゆっくりする場所なんだろうな。という印象です。

明日はイスキア島に行きます。

ちょっとワンポイント

イタリア語のイントネーションは、基本的に最後から2語目にアクセントがついて伸ばして発音することが多いです。

タラーラ、タラララーラ。と気持ちのいいリズムがつきます。

例えば、中田選手は「ナータ」。中村選手は「ナカーラ」。歌は「カンツォーネ」。愛する人は「アーレ」。

もちろん全部が全部じゃないんですが、こういったイントネーションをする単語が多いんです。

なので、プロチダ島も「プロチーダ」だと思ってました。

ところがどっこい「プーチダ」。

どういう決まりなのかわかりませんが、最後から3語目にアクセントが来ることもあります。

島や州の名前はそうなのかな? と思ったけど、そうでもない。

「プロチダ」と記載していますが、発音は「プーチダ」。

チケットを買うときなどに試してみてね。